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なんで不妊がつらいのか
こんにちは。
今日から学んだことをひとつづつ記事にしていきます。
先に出してしまいます。
まとめ:不妊は喪失だ。
これ聞いたときに、そうそう!となりました。
不妊を経験していない人からすれば何のことかと思うかもしれません。
どういうことかというと、
もちろん子供を持てない事、
親になれない事、
出産を経験できないこと、
これから「ない」人生を歩んでいくことそのものが、喪失です。
ここまでは想像ができるかと。
実際、私も「ない」人生を歩んでいる真っただ中。
でも、それだけではありません。
子供を望んでいる限り、喪失が毎月やってくるのです。
どういうことかというと、毎月やってくる生理。
これが喪失だというのです。
不妊治療をしている方、治療までしていなくても、
子供が欲しいと望んでいる人にとって、
毎月の生理は、「妊娠できなかった」ことの証であり、
またこの一か月「ない」人生を延長することを決定する事柄なのです。
喪失をなんども繰り返すから、つらい。
毎月毎月、親になる資格がないって、
否定されているように受け取ってしまうから、くるしい。
親になる人生を選べない。
自分の親を祖父祖母にさせてあげられなかった。
そして、夫のことを父親にさせてあげられなかった。
女性として産む「性」としての役割を果たせない。
毎月の喪失に、子供が出来ないだけではなく、何重にも喪失が重なっているのです。
喪失という意味では流産もそうですよね。
期待した分、その喪失感はどれだけ深いことだろうと思います。
もちろん、子供を「もうあきらめた!」と宣言したとしても、
そんなに簡単に割り切れるものではありません。
喪失は続いているのだと思います。
無くなりはしないけど、うまく付き合っていけるように自分の心を調整出来たらいい。
その喪失とうまく付き合えるように、不妊にはカウンセリングを必要とするということです。
わたしも、この不妊が喪失であることを知った時には、なんでこれを先に教えてくれなかったのかと思いました。
不妊治療始める段階で教えておいてほしかった。
そして、できれば不妊に悩む人にカウンセリングをもっと手軽にサポートとして選べるようになってほしいと思っています。
私も、あきらめたとは言っても、やっぱり生理がやってくるごとに、自分の不妊を思いをはせずにはいられません。
人が出会う人生のイベントを配偶者との死別を100とし、
結婚を50として順番に並べてみた研究があります。
<ホルムス&レイのライフイベントストレス値研究>
「重大な精神的ストレスを作り出す原因となる出来事のほとんどが、対象喪失だったという事実」
このランキングの中に、不妊は入っていませんが。
もし自分の不妊経験を点数化するとしたら、どこに来るとおもいますか?
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