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コロナとの共存 in ドイツ

 ドイツ国内ではスーパーや薬局などの日用必需品を扱う店以外への入店にはその日のコロナ陰性証明(24時間以内の)が必要である。

 長らくのロックダウンでデパートやショッピングセンターなどは閉鎖されていたので、ほとんどのものをオンラインで購入する癖がついてしまい、あまり積極的に行きたいという欲求は減ってはきていたものの、それでもやはり街に出た時にはデパートの一軒でも覗いてみたくなってきた。それに、役所に提出する書類の中で生体写真(証明書用の写真なのだが、コンピュータが解析できるように顔のパーツや骨格を明らかに記録する写真)が必要で、写真屋さんにその写真を撮りに行く事になりコロナの即時検査を受ける事になった。

 この即時検査の凄いところは、無料、というところだ。市が運営しているところもあれば商業施設が無料で提供しているところもある。いたるところにあり、早いところでは15分で結果が出ると謳っているものも(実際は検査後から30分弱必要な模様)。

 いきなり行って検査してもらえるようだが、予約して行くのでもどちらでも携帯電話などを使ってインターネット上のサイトで氏名や結果受け取り先の登録などが必要になるので事前に予約して行くことをお勧めする。ちなみに早いところでは5分後からの予約が可能。なので、行った先で携帯を広げて「予約」するのものありかもしれない。


 特設ブースに入ると受付があり、そこで予約情報を提示、またID(パスポートなど)と照会され(パスポートなど身分証明書は要携帯)、順番に半個室に通される。白い防護服を着たサンプル採取の人に、マスクを下ろし口を開けるよう言われる。口だけかと思ったら、鼻の両方からも粘膜採取をされた。粘膜採取自体はあっという間に終わる。あとは結果が登録したメールアドレスに送られてくる、あるいは受付でもらうサンプルキットの番号などの情報をQRコード化したものを渡されるので携帯カメラで読み込むと自動でサイトに飛ぶ。

 結果はPDFでQRコード付きで発行され、陰性の場合はそのまま携帯画面上でその結果を見せるとデパートなどの商業施設への入店が可能になる。と言ってもそれだけではダメで、さらにそれぞれの商業施設で「予約」が必要になり、行った先ですぐに受け付けてくれるところもあればネット上から登録してくるように言われるところもある。店先で「予約」して入ることも可能なところが多い。

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 店舗内は売り場面積に対して入っていい人数が法令で決められているので、相当に少ない人数しかいない。なので貸切状態を楽しめることも。

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 いささか厳格すぎるかもしれないが、無策な日本やロシアより安心して外に出られる雰囲気が作られつつあり、コロナ禍からの脱出のポジティブな経過を見ているようだ。byメェタ

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