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皆知ってた?キルギス名産ハチミツ舐め比べ!

 皆さんこんにちは!キルギス在住の幸夫です。

 皆さんはキルギスの名産品ってご存じですか?フェルトや革の細工、伝統的で個性的な帽子に馬関係の道具等々いろいろあるのですが、個人的にオススメしたいのがハチミツ!!!
 キルギスでは各地でハチミツが養蜂されており、各地域名産のハチミツがあるんです!しかも!各地のハチミツ生産には日本人が関わっており、衛生管理等監修しているので、安心安全!そんなキルギスのハチミツを、今日は沢山ある中から、10種類買ってみたので、いろいろ舐め比べてみようかと思います。

ハチミツ1

 まずはこちらの3種類。1つはバケツ売りだったのでついつい500ml購入してしまいました。
 ということでこのバケツのハチミツから、名前は確か・・・ARSLANBOB RED・・・だったはず!ARSLANBOBというのは、キルギスの西の方にある地名ですね。では、ペロリ

・・・・・・・・・・・・・・・・・薔薇?え?なにこれ?もう一回。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・薔薇食べたことないのに、何故か頭の中が「薔薇!これは薔薇!」って言ってる。甘くてコクがあるんですが、サラサラしてて、食べやすい。というか、飲める。初っ端から日本のハチミツと全然違っててビックリです。パンにたっぷりディップして食べてももちろん美味しい!紅茶に溶かしてもうまー---い!!!

・ARSLANBOB YELLOW
 さて、次はたぶん同じ土地の黄色バージョン。見た目は1番日本のハチミツに似てる感じ。さて、味は違うのか。ペロリ

・・・・・チョコレート!!!いや、味は普通のハチミツっぽいんですが、濃厚で、チョコレートを食べた後の余韻の様な物が口に残ります。ハチミツってこんなに味違うんだ!?生のパンならさっきのREDの方が合いそうですが、トーストならこっちの方が合いそう。

・WHITE HONEY
次は白いハチミツ。本当に真っ白。スプーンですくうと、スプーンの形がそのまま残るくらいの粘度。こうゆうのもあるのか。さっそくパクリ。
 思っていた以上に口当たりがいい。気持ちいいくらいトロリとした食感で、舌の上で溶けて甘味と香りがドンドン広がっていきます!あああこれこの中で1番好きかもしれない。これこそ焼きたてのトーストに塗ったらパンの上で溶けて美味しいんだろうなぁ・・・。

ハチミツ2

 まさかこんなに一つ一つが違うと思っていなかったので、楽しくなってきました。お次はこの4つ。

・CHYCHKAN VALLEY YELLOW
 まずは左上から。CHYCHKANは、キルギスにあるイシク=クル湖沿い南にある地名ですね。「山のハチミツ」とロシア語で書いてあるんですが、これまたどんな味がするんでしょうか。ペロリ。

ツブツブというか、細かい粒子が残っていて、舐めるというよりも食べる感覚。噛むと粒子が口に広がるので、他よりも口の中に残るんですが、全然嫌じゃない。むしろ嬉しい。

・RAW HONEY
 次は右上のRAW HONEY。CHONG-ALAYという、キルギスの南側、タジキスタン国境沿いにある地域のハチミツですね。開けてビックリ!なんとも綺麗で透明な琥珀色。高級な琥珀をそのまま溶かした様な美しいハチミツです。不思議と香りもあんまりない。味はどうでしょう。ペロリ

 あ~~~~~、水飴。上品な水飴。シンプルな甘味とべっ甲飴の様な後味。何にでも合わせられそう。香り控え目なのも合わせやすそう。無限の可能性を感じる。

・Kara-Kuja Raw Honey
 次は左下のハチミツ。オシという、キルギスの西側、地図でいうと、竜の口元(地図みたらたぶん言ってる意味が分かります)にある地方のハチミツですね。なんだか柑橘系の香りがします。では早速ぺろり。

 レモン?酸っぱさは全くないのですが、なんだかレモン(というか柑橘系?)を感じます。粘度はジャムっぽいんですが、CHYCHKANハチミツよりも更に細かい粒子が一瞬舌に当たって溶けて行くのが心地いい。後味スッキリで爽やかですね。ヨーグルトとか合いそう。

・TOKTOGUL HONEY
 最後はこちら。TOKTOGULは、キルギスの西にある小さめの湖の近くにある地域。こちらにも「山のハチミツ」って書いてあります。早速ペロリ。

 強い香り。さっきのツブツブを超えたザラザラとした食感。粒子が残っているのが「山のハチミツ」なんでしょうか。味も他よりも特別甘い訳でははいんですが、「濃く」てコクも凄くあって、口の中に残ります。不思議と少し苦みもあるような。「ハードハチミツ」という感じです。

ジャム

 さて、趣向を変えて最後にジャムです。なんとこのジャム、砂糖の代わりにハチミツで作ったジャムなんです!

・アプリコット
 先ずはアプリコットジャム。開けた瞬間にアプリコットを目の前で切った時の様なフレッシュな香り。ジャムといいつつ、かなりサラサラしていて、コップに注いで飲んでしまいそう。では、ゴクリ。

 あー----、果物の缶詰めのシロップ!あのシロップをもっとサラリと、もっとナチュラルにした感じです。中には果肉が残っていて、それを噛むとよりアプリコットがより主張してきて飽きさせてくれません。ショットグラスで飲みたいジャム。サラサラ過ぎるので、パンに塗るというよりも、ディップする感じですね。

・Blackcurrant
次はBlackcurrant。和名ではクロスグリというんですが、1番伝わりやすい名前は「カシス」ですかね。そういえば、カシスの実を食べたことがないのですが、どんな味なんでしょうか。

 ブルーベリー?私の知っている味の中ではブルーベリーが1番近く、それにあのお酒のカシスの香りと後味。パンとかよりも、チーズケーキとかに合いそう。甘さ控え目なので、これ舐めながら紅茶飲むのも美味しいかもしれない。

・ストロベリー
 最後は皆大好きストロベリージャム。開けた瞬間よく知っているあの美味しさの約束された香り。速攻でパクリ。

 正にストロベリージャムの味!!!なんですが、凄いコク!!だけど甘すぎるわけではなく、後味もしつこくない。ツブツブの種の食感がこれまた心地いいです。ちなみに便宜上「種」と書きましたが、一般的にいちごの種と言われている部分は、実はあれが痩果という果実の部分で、実だと言われている部分は「花托(かたく)」っていう部分です。

 さて、農家出身の雑学を書いたところで、そろそろ舌が馬鹿になりそうなのでここまでにしようと思います。まさかここまで一つ一つが違うと思わず、それぞれを何に使おうか考えたら楽しくて想像が膨らんでいきます。他にもまだまだ沢山の種類があって無限の楽しさと美味しさを与えてくれるキルギス共和国名物のハチミツ。皆さんも機会があればぜひ買って楽しんで下さい。By 幸夫

ぺテルで劇場へ行こう!』、ペコのサイトにぜひ遊びにきてくださいね。

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