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【裁判員裁判(制度)】まさか選ばれるw

タイトル詐欺になりますが、結論「裁判員裁判にはハズレ」ました
ただ、人生初となる裁判所に赴いて「抽選会」まで行った回顧録になります

○第1段階
突然、会社に自分宛の「最高裁判所から証明付き郵便」で届いたようで、
「お前何やったんだ?」と冗談めいて言われ焦りましたw
(まぁ身に覚えがなければ、いきなり最高裁判所からは普通手紙は来ない)
その封筒を見ると「裁判員制度」とあり、制度自体は知ってましたが、まさか自分が当たってしまった事に驚き・・・

この通知は「(その年の)ほぼ11月内」に、あなたが翌年の裁判員裁判の候補になった事が裁判所から通達されます
とりあえず、この段階では「候補の候補」になっただけなので、焦らず一旦ご安心して下さい

次に書く「2回目の手紙(第2段階)」が翌年中に届かなければ、裁判所へ出頭しなければならない等の面倒な事象は起きません

第1段階封筒


○第2段階
その通知の衝撃から半年以上経った、ほぼ忘れ掛けてた頃に裁判所から再び手紙が・・・
「第1段階」の通知時点で色々調べていたので「本当に当たってしまった」と覚悟し、これで最低1回は裁判所へ出向かなければならない事が確定w

封を開けると案の定「呼び出し状」が入っており「○月○日○○時までに裁判所に来て下さい」という内容で、仮に裁判員に選出された場合「裁判日程と時間」までが既に決まってました

うろ覚えですが、返信用封筒も入っており、
・当日行けない方は辞退理由(「仕事だから行けません」程度ではダメw)
・「日当」の振り込み先口座
内容はこんな感じで、辞退できる理由もないので「参加します」という旨や必要事項を記入し返信しました

第2段階封筒


○いざ裁判所へ
移動中の電車内から「かなり浮く存在だろうな・・・」と無意味に緊張てしましたが最寄り駅で降りる人すれ違う人は意外にも普通で要らぬ心配でした余程の用がなければ来ないであろう、日本の中枢機関が集まる官庁街に、完全な場違いの自分が降り立つw

駅降車後、徒歩1、2分という近さで裁判所入口に到着し、とにかく分からないので入口に4、5人構える守衛さんに「裁判員裁判で来ました」と告げると、まず金属探知機を受けてからとの事w(スマホも、金属探知機に提出)

それを通過し、案内された部屋前の受付の方に持参した書類等を渡すと、
「本日はお忙しい中、お越し頂き誠にありがとうございます」という、
丁寧な言葉と共に自分に振られた番号札と裁判事案等の書類がまとめられたバインダーを受け取り入室

ギリギリ10分前位に入室しましたが既に大半の方が着席してて、ザッと見渡した限り20~40代の若い人が多く、招集人数は25~35人だったように思います
60代以上と思われる方はチラホラ程度で(高齢者は辞退対象者)印象的だったのは「女性の方が多く」見受けられました

案内された自分の番号札の席に座り、渡されたバインダーをおもむろに開けて読んでみると担当する事案の被害者含む被告人(加害者)の個人情報がガッツリ克明に記されてありました
(もちろん文章のみでしたが、リアル感が相当伝わる内容)


○抽選会
指定時間となった所で司会者が登壇し再度丁寧な挨拶と共に、必要記入事項等の説明と事件概要の朗読がなされた後に裁判長登場
(裁判官と弁護人と検察官を引き連れ並び、時事談を絡めての挨拶)

その裁判長の語り口調は上から目線ではなく低姿勢かつ丁寧な喋りで、
「そこら辺にいるオヤジか!」と思わせる程の印象でしたw
ただ「検察官」は喋りはしないものの、眼光鋭く変なオーラも出てた印象

30人前後の人数から「裁判員6人と補欠2人の計8人」が選出されるので、
単純計算「1/4(25%)」という、まぁまぁの高確率でドキドキしましたが、
結果ハズれて良かったというのが本心w

ハズれた方は、その時点で帰ってOKで1時間も掛からない内容でした
(当たった方はその後も拘束で、もちろん何日間か裁判所へ通うハメに)


○一通り終えてみて(※以下、超個人の感想ですw)
今回この経験をするまで、裁判員裁判というと「重大(凶悪)事件」が対象のイメージでしたが呼び出された案件は「この程度で?」という感想
(被害に合われた方には、お見舞い申し上げますが)

仮に当たってたら「月末~月初」に掛けてという最悪な日程で、裁判所側の都合もあるでしょうが、日程を少し考えて欲しいと思いました
(仕事のある庶民は誰しも、この時期はいつも以上に当然忙しい)


余談になりますが「第2段階」の書類には「事件番号?」が書いてあり、
それをググると「法務省HP」がヒットし裁判の事件罪名が知れてしまいます

一生に一度あるかないかの機会なので担当してみたい感情でしたが、
その内容を事前に知ってしまい、とにかく面倒でハズレて欲しいの一心に

よって裁判内容を楽しみにしたい方は決してググらないように!w


○裁判所を後に
滅多に来ない場所だから散策しようとグーグルマップを開いたら「お堀」が近く「桜田門」が超近いとな!
仕事の合間で来てて時間があまりなかったので、ダッシュでプチ観光w

お堀(左に薄っすら「国会議事堂」)
桜田門 1
桜田門 2
「石垣」タマらんw
みんな大好き「警視庁」(桜田門をバックに)


ハズレた身分なので判決等の結果は知る由もないですが、この案件だったという事は「最低5年以上は確定」という所だろうか?

とりあえず人様に迷惑を掛けずマジメに生きたいと再確認し、約1週間後に電車代含む「日当5,000円ちょい」が口座に振り込まれてました

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