第61回 ほむスペ文字起こし:外用剤の基剤。軟膏・クリーム・ローションの違いを考える。
ほむスペ(Twitterのスペース)を定期的におこなっています。
その文字起こしです。
『第○○回』は、スペースでの実施回数ですので、
すべての書き起こしをしていない都合で
飛び飛びになっています。
出典の明示などをしておらず、
広く公開する記事に比較し
より個人的な見解を含む場合があります。
そのため、限定公開としています。
誤字・脱字はご了承くださいませ。
こんばんは。
今日もよろしくお願いします。
土日ちょっとあんまりお休み取れなかったので、既にかなり眠い状況なんですけど、寝る前に少しスペースを示してみようかなと思います。いつもありがとうございます。
さて今回は、『基剤』に関してお話をさせていただこうと思っています。
特に今回は、私達がよく使う保湿剤にからめた話です。
エモリエントとモイスチャライザー。
保湿剤に関して、エモリエントとモイスチャライザーの話を、以前させていただいたと思います。
保湿成分が含まれていない、例えばワセリンや亜鉛華軟膏はエモリエント。そのエモリエントに保湿成分を含ませると、モイスチャライザー。
例えばアトピー性皮膚炎に対してはモイスチャライザーの方が有効性が高いというような報告がありますよって話をしました。今回のお話は、あとでそちらもみていただくとわかりやすいかもしれませんね。
例えば、わたしたちが普段使っている保湿剤、モイスチャライザーはヘパリン類似物質を保湿成分になっている製品が多いです。
いわゆるヒルドイドっていう商品名が付いてるものですね。ジェネリック薬品も非常に多くなったので患者さんはヒルドイドって名前よりもヘパリンという名称がなれている場合もあるかもしれません。
さて、今回は基剤の話とオレンジジュース。
ただ、そのようなヘパリン類似物質っていう保湿成分が含まれているモイスチャライザーにもいろんな製品があります。
今ちょうど涼しくなってきたので、患者さんに例えばそろそろ化粧水タイプの保湿剤ではなくて、乳液タイプや軟膏タイプの保湿にしませんかって話をすることが多いです。
そのときに、これらがどう違うんですかって尋ねられることがあるんですよね。
その違いというのが、外用薬の基剤になるんです。
その薬効成分である主剤ももちろん大事で、この場合の主剤は保湿成分であるヘパリン類似物質ですね。
そして薬効成分以外の部分の機能も重要なんです。外用薬って、皮膚そのものに塗るわけですからね。
そして基剤に関して、例えば外来とかではこんな感じの話をすることがありません。
例えばオレンジジュースとかを考えていただくと、100%オレンジジュースないオレンジジュース、なっちゃんとかファンタとかありますよね。その中に果汁が例えば0.3%含まれているとします。
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noteでは、ブログでは書いていない「まとめ記事」が中心でしたが、最近は出典に基づかない気晴らしの文も書き散らかしています(^^; この記事よかった! ちょっとサポートしてやろう! という反応があると小躍りします😊