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生後6ヶ月から5歳の重症アトピー性皮膚炎に対する、デュピルマブの有効性と安全性は?|2024年2月3日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

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デュピルマブを含む新治療法の登場と小児アトピー性皮膚炎の進展

■ アトピー性皮膚炎は、そもそも小児に発症することが多い病気です。
■ 特に6ヶ月から5歳の子どもの中で、約12%がアトピー性皮膚炎であったという報告もあります。

Silverberg JI, Barbarot S, Gadkari A, et al. Atopic dermatitis in the pediatric population: a cross-sectional, international epidemiologic study. Ann Allergy Asthma Immunol. 2021;126:417-28.e2


■ つい最近まで、小児に対する治療は限られていたのですが、ここ数年で大きく状況が変わりつつあります。

■ それでも『全身治療薬』はほぼない状況がつづいていました。

■ たしかに最近、内服JAK阻害薬(ウパダシチニブ・アブロシチニブなど)は、12歳から使用でき、従来の治療で十分な効果が達成できなかった方にも大きな力になっています。

■ 最近、我々の施設からも報告をいたしました。

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