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ピーナッツ早期摂取で発揮されたアレルギー予防効果は、12歳まで維持されるのか?|2024年6月2日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

( 本記事は、メンバーシップ(スタンダード・アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m)


1歳未満から5歳までピーナッツを摂取して予防できた児の予防効果は、12歳まで維持されるか?

■ 食物アレルギーの発症予防に関する、大きな転換点となった研究として、2015年に報告された英国で行われた640人に対するLEAP研究があります。

■ LEAP研究の結果から、生後5から10ヶ月にピーナッツを早期に開始することでピーナッツアレルギーの発症予防に大きな効果があることが分かり、その後、ピーナッツアレルギーの多い地域では離乳食ガイドラインが改訂されました。
■ 具体的には、離乳食に早い段階でピーナッツを導入することが推奨されるようになったのです。

■ その後、LEAP研究に参加した人に対しLEAP-ON研究が行われました。生後5から10ヶ月の子供に早期にピーナッツを導入し5歳時点でのピーナッツアレルギーの発症予防に成功したわけですが、その参加者すべてに1年間ピーナッツを中止して観察することでピーナッツアレルギーの再発がないことを確認したのです。

■ すると、ほとんど再燃がないことがわかり、ピーナッツを早めに導入することが長期的な効果を持つという認識がでてきました。


■ では、さらに長期に見るとどうなるでしょう?
■ 最近、思春期までフォローした検討が報告されています。

(今の私の環境だと、来月にならないと全文が読めないみたいなので抄録のみですが、重要な検討と思い共有いたします)


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