5.19 礼賛のライブ感想

セトリは覚えていないので、印象に残った曲の感想だけ。

スケベなだけで金がない

 イントロがすごい。サブスクで聴いてるとただのリズム取りの様な音にしか聴こえないのに、スケベが夜の街を歩いている音に聴こえてくる。チャップリン感がある。「スケベなだけで金がない」というコールをさせながら、演者側は私たちより圧倒的に金があり天才的なセンスで楽しんでやがる。悔しいけどチケット代以上の音楽だった

Mine

 まず最初のキーボード音が好き。 川谷節を若干感じる。しっとり来るかと思ったら、CLRのかわいいラップが来て、サビでちょっとしっとりさせ「裸足にはなれないよ」で音が下がるという。その後のため息、辛いけど何とか歌ってみたもののどうせ叶わない感じ、好き。この曲が1番好きだからずっと口パクしてた

Parasite

  最初のギターリフ、哲さんがやってた。哲さんだけスポットライト浴びて、飛び散る汗が見えた気がする。多分会場の女男は哲さんに惚れた。バンドマンってこれじゃんを見せられた。サブスクで聴くとそんなに感じなかったけど、1曲通してずっとそのギターリフが流れてて今イヤホンで聴いてもそのギターを弾く哲さんが出てくる。ギュインギュインがすごい。この曲だけ”礼賛”では無かったかも。ライブハウスなのに武道館の真ん中で弾いてる感じ。また別のバンドみたいだった。
もちろん私は哲さんに惚れた

美しい顔 (cover礼賛)

 CLR「今の時代に足りないものが書かれた曲だと思う」って言ってた。
この曲は元が土岐麻子さんで、最近with礼賛でリリースされたもの。この曲だけ履修しないままライブを迎えたので完全初見だった。ええ～おしゃれ～～しか出てこなかった。こんなおしゃれな大人たちに「あなたは美しい人」なんて音楽で示されたらもう一生着いていくしかないじゃん。CLRも「ここにいるみんな美しい」なんて言ってほんとずるいし、ステージにいる大人が1番美しいのにね

U

 「哀しい曲を一つ 帰る前にかけておくの
さよならの寂しさじゃなく この歌で泣いてるように」という歌詞は天才。泣き虫な私はいつも誰かとお別れする時泣いてる気がする。この歌詞だけで、その人の生活が音楽に支えられててかつ音楽に依存して尚且つ何かから音楽に逃げてる様を表してる。私はそれです。ライブハウスにいた音楽好きの大半は歌詞に共感したのかな～～してると良いな～

バイバイ

 DEMOver.から好きな曲。初期から好きな事は言わせて欲しい。好きな人が好きな曲を好きになっても、自分を好きになってもらえるとは限らないよ～って昔の自分に言いたい。自分の好きはそのままでいいし、好きな人と同じ世界を好きということで染まろうとしなくてもいい。でも好きな人が好きなものって全部キラキラして見えるよね～。センス悪～ってものが好きだったらセンス悪～って思える自分になろうね。
 「前よりちょっとは嫌いだよ」ってある意味すごい素直な気がする。絶対嫌いになれてないじゃん。根っから思ってもない事を口に出して自分に言い聞かせてるのかなとか思うと、この曲はそういう人のためにある曲なのかなと。私もよく口ずさむ曲の一つ