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つらい…

どこに書こうか悩んだけど…
ここに書いておこう
今日、葬儀に行ってきた
10年来の友人だ
あっさりオレの元を離れて行ってしまった
10年付き合ったのにだぜ…
ご家族の涙を見ているとこみあげてしまう
もしかしてオレは後ろから見たら
肩をゆすって笑っているかのように見えたかもしれない
チャップリンかよ
元日早々に家族に頭痛を訴えて救急搬送されたらしい
そのまま意識が戻らず息を引き取った
人が、いや、生物が死ぬという事
当たり前のことであるが直面すると寂しさが勝ってしまう
本来なら人の人生という苦行を全うしたのだから
喜んで見送ってあげたらいいのだが
倒れて意識回復せずそのままなんて
どんな罰ゲームだよ…
今日は大丈夫だろうと、穴の開いた靴下を履いていたかもしれない
恥ずかしい日記を書いていたかもしれない
人には言えないエロい事を写真に撮っていたかもしれない…
そんな事を隠せずに旅立つって無念だよなぁ
棺に納められたその人は、もうその人ではなかった
ただ涙で直視できないのだ
涙があふれる前に一目みたその人は
死化粧を施されていた
明らかに普段のその人を知らない係の人がやった感に満ち溢れている
”違う”
この化粧一つも無念であろう
ポンコツ送り人め
そんな憎しみもこみあげていたが
ただただ寂しさの波が数分ごとに押し寄せる
その度に目から汁が溢れるのだ
棺には家族と映る写真が入れられていた
オレは決してそこへは入れないんだな…
もちろん家族ではないのだから当たり前だ
こんなにオレを悲しませるなんて酷い人だよ
しばらく酒に逃げてしまいそう…