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Is it meaningful?-「広告がなくなる日」①

こんにちは。
小林佳奈です。

このGWにふと手に取った本が、とても面白かったのでシェアしていきたいなと思います。
私自身、広告の仕事を専門にやってるわけでも、デザイナーなわけでもありません。
ただ、社会や文化をいかに創っていくのか、仕事をしていく上での価値観を改めて言語化し考えるきっかけを作ってくれた本となりました。

本を手に取って驚いたポイント1:縦書きの本

この本を手に取ったきっかけは、TSUTAYA書店で目の前に座っていた人が、「この本をを横にしてページを上下にめくっていて、『なぜだ?』と気になったから」です。

正直、その光景を見たときの最初の心の声は、「デザイナー系の人って面白い本を読むんだな~」くらいな気持ちで、とても他人事でした。
ただ、帰りがけにもう一度その本が陳列されているのを見て、気になって手に取ってしまったのです。

これは、まんまと筆者の思惑通りだったわけです。

今、誰もが「当たり前」だと思っている多くのことは100年前は当たり前ではなかったはずです。ルールも監修も伝統も、時代のどこかで必ずアップデートされていきます。

あえて「違和感」を加え、本という成熟した形状に新しい可能性を模索したいという、筆者の想いが体現されています。

本を手に取って驚いたポイント2:Amazonで売っていない

ここ数年は本を買うときはAmazonを使うことが圧倒的に増えました。

読み込みたい本は紙で買う派ですが、それ以外は基本的にkindleを使うことも多いです。

ただこの本は、「本屋さんでしか買えない」のです。

そこには、筆者の、「本屋さんに行く」という行動を通して、コロナで外に出ることが少なくなった私たちに、書店の世界感やそこで得られる「何か」を感じ取ってほしいという想いが詰まっています。

便利さや効率を追求してきた世の中で、あえて「不便さ」を投入し、人間的な「何か」を生み出そうと仕掛けが詰め込まれた本です。

***

久しぶりにいった書店で、思いがけず出会った本。
その本の中には、新しい発見も、そして、自分の想いを言語化してくれたような気づきもたくさんあり、わくわくときめきました。

まさに、こういった「偶然の出会い」や「違和感から生まれる新たな価値創造」が、筆者・牧野さんが狙っている行動なのかなと。

「広告とは?」「デザインとは?」、普段仕事などで関係がない方にもぜひ読んでいただきたいと感じる本でした。

本での学びは引き続きまとめていきます。
つづく。





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