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久我山Park Barで感じたお酒と料理の可能性の広がり

たまたま井の頭線にのり、久我山駅を通る機会があったので、久我山駅徒歩2分ほどの駅近Bar「Park Bar」に寄ってみました。

面白そうなカクテルや、創作リキュールなどを仕込んでおられるTwitterを普段から拝見しており、途中下車する欲望を抑えられませんでした。

今回もお店紹介というよりは、料理やお酒の気付きのまとめになります。

ブラッディメアリー×しいたけ=ブラッディしいたけ

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Barにいかないので、カクテルも全然飲んだことないのですが、ブラッディメアリーというウォッカをトマトジュースで割った飲み物があるのですが、ウォッカにしいたけを漬けて、しいたけのうまみを出したウォッカを使っている。(あとで調べてみたら、アルコールに果実やハーブなどを漬けたものをインフュージョンというんですね。)

味は、ミネストローネのような旨みぎゅんぎゅんのトマトジュース。飲むたびに美味しさが増す感覚。美味しかった…

トマトのグルタミン酸としいたけのグアニル酸で旨みの相乗効果があったんだと思う。旨みは塩味があって初めて感じられるものだと思うのだけど、塩味はトマトジュースの塩味で補ってるようでした。

ドリンクというよりもスープに近い味だったので、びっくりした…
ブラッディにんにくとか、他のブラッティほにゃほにゃもあるようなので、次はためしてみたいな。

ちょっと思ったのは、塩味の強さで旨みを感じる強さが変わると思うので、グラスのふちに塩をつけて塩の含み量による感じる旨みの変化をお客さんに楽しんでもらうとかも楽しいかも!と!

きのこのお出汁をお酒に使う発想が楽しい…

喉で甘い?アブサン

「アブサン」というお酒を初めて味わいました。
ニガヨモギ、アニス、ウイキョウを中心としてハーブ&スパイスのお酒。

香りはまぁ〜強烈で湿布のような匂い。嗅いだことある香りだなと思って、あとで思い出したのですが、HUBの「天国への階段」がアブサンが使われているカクテルでした。

ストレートで味見して強烈すぎたので、水割りしてもらったのですが、水割りすると水が濁るんですね……
化学実験室のようなワクワク感だった…

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世界のアブサンを飲んでる人のおすすめアブサンだったようなのですが、味は…うーん…難しかった!!経験が必要そうな味!

とはいいつつ、頑張ってテイスティングしたのですが、最初は強い香りに気を取られてよくわからなかったのですが、後半になると、喉を通過した時にほのかな甘みを感じるという結果に…気のせいじゃないと思うんだけどなぁ…

最初嫌いかもって思う味覚ほどハマると面白いから、今後もアブサンちょいちょい飲んでこう…無理のない範囲で…

ウォッカにエキスをすべて吸われた野菜はとにかく不味い

写真撮り忘れました。

店主さんが、ピクルスみたいなカラフルな野菜たちがウォッカ(だったと思う)に浸かっている瓶を取り出して、濾過していたところで、野菜の美味しいところが全てウォッカにいって、ウォッカのおいしくないところを野菜が吸収するから、この野菜は自信を持って不味いといえる、とおっしゃっていたので、その野菜をかじらせて頂きました!

にんにくとパプリカを頂きましたが、パプリカは歯応え以外、甘み、酸味などが全くなく苦みだけ残ってて、にんにくは辛味と苦味が残ってました。文句なく不味かった

煮物とかピクルスとかって、野菜の良さが少し野菜に残ってると思うんだけど、ウォッカに漬けると全部出ていっちゃうんですね。びっくり…

これ、料理酒をつかう代わりにインフュージョンを使って、漬けたものの風味を追加したら面白いのではないのだろうか…。

沖縄の辛味調味料「コーレーグス」も泡盛に島とうがらしを漬けたものだから、同じような発想なのかな。

煎り酒という調味料もあるみたい。

Barはいいって初めて思えた

まとめです。

シンプルにPark Barでの会話やお酒などが楽しかったですし、振り返ってお酒の奥深さやいろいろな可能性、料理のヒントなど、様々な気付きがありました。

雰囲気もよく、気の良いお客さんも集まってる印象。
齢31にして、Barっていいな…って初めて思えました(そもそもあまり行ったことがないのですが…)

またPark Barにいきたい!
Park Barでお酒の可能性を探る会とかやりたい!

以上ですー!

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