涙と忍と愛
日本の漫画やアニメって凄いなって思うんです。大切なことがど真ん中に来ると言うか、その作品のメッセージがわかるとより面白くなる。
私はたぶん、そこまでアニメを観てきた方ではなく、大人になってから気になってた作品を一気に観るようになったのですが、先日…ものすごく感動した出来事があるので聞いて下さい!
私の妹は未就学児の頃に発達障害という認定を受けました。だから小学校に入学した頃からずっと支援学級に通っていました。
それについてはこちらをどうぞ!
彼女は…たぶん普通の人が感動して泣くであろうシーンで全く涙を流しません。何で泣くのかわからないのです。だからそのうち、一緒に何かを観ている時は何度も私の顔をチラチラと見て、表情と画面を見比べます。
私が泣いているとココは泣けるのかと確認をしているのです。(私の場合少々涙腺は緩め)
なんで涙が出るのか理解しようとしているんですよね。たぶん悪気は無いのにお葬式でも笑ってしまうとか、そんな感じです。
私が足の小指をぶつけてオーバーに痛がったりするとケタケタ笑う赤ちゃんでした。赤ちゃんの時や小学生まではまだ大丈夫なんですが、大きくなってから誰かの失敗や痛がる姿を見て大笑いすると…きっと目立ちますよね。
どうしたら…伝わるんだろう。
私は空気がすぐに読めてしまうので、想像がついてしまいます。私や家族が側に居ない時、わざとじゃないって誰が気付いてくれるだろう?そんな事あるわけない。きっと、空気が読めないとか、性格が悪いって思われる。
そんなネガティブな心配性の姉バカです。
だって、可愛いんです。17歳離れてると、高校中退して結婚した、同級生の子どもと同い年なんですよね。もう半分以上、親入ってます。
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そんな心配をしていた近頃…世の中は私も生まれて初めて経験する、変化の中へ突入しました。きっと、こんなに外に出ない生活は初めてですよね。ところが……
我が家はわりと通常運転なのです。私たち、いつも必要最低限の外出しかしません。妹も私も自分たちのやるべき事以外はずーっと…アニメ、映画、ゲーム、読書とガッツリインドア派なんです。
私が妹に観て欲しかったアニメがあって、一緒に観ようと誘ったら、妹も気になってたみたいで、このお休みを機に、一気に観た作品がとてつもなく、この上なく、最高だったのです。
世間では鬼滅の刃が賑わっておりますが(もちろん制覇しました)今回は違います。
NARUTOシリーズ
全720話!!!観終わりました…!!
さ、さすがに途中でお腹いっぱいになりそうだったのですが、それ以上に感動した出来事がありました。
どんな出来事だったのか?
それは、ある兄弟のお話で、とんでもない事実が明かされたシーンで、もちろん私は大粒の涙をポタポタと流して居たのですが…いつも来る妹の視線がなくて。アレ?と思い、妹の方をこっそりチラ見すると…
涙が頬を伝っていました。
あぁ、このシーンで泣けたんだ。わかるんだ。確認しなくても、心に響いたんだ。
そう思うと違う意味で泣けて来ちゃって、暑苦しいお姉ちゃんになってました。笑
妹は過去に一度だけ、小学生の頃に映画を観て泣いたことがあります。その映画はディズニーの『ベイマックス』です。
そこで共通点に気が付いたのです。彼女が泣いたシーンはいずれも、兄弟の愛が関係したシーンだったのです。なんか、一生懸命伝えなきゃって思ってた自分が恥ずかしくなりました。
妹はちゃんと、わかっているんです。
私と母が喧嘩していたら、空気読んでわざと笑わせるようなダンス踊ったり、ふざけたりして、心を通わせようとしてたんです。
結局、私も決め付けていました。
彼女は彼女のペースでしっかりと大人になろうとしていたのです。
NARUTO疾風伝で、何度も泣いた私ですが、妹が泣いたのはそのシーンだけでした。
目を真っ赤にして、こちらを見てニッコリ笑いました。あぁ、大きくなったな。そう実感しました。
因みに高校の課題で、最近感動した事を題材に作文を書かないといけなかったのですが、他に何も感動していないので、NARUTOの話を書いてました。笑
今回も本当に長い話にお付き合い頂きありがとうございます。
また更新しますね!
peco
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