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【エンジニアインタビュー⑩】フリーランスに不安は感じなかった。応用力を身につけたら十分に戦える世界。
◇エンジニア歴
新卒でシステム開発系会社に入社しキャリアをスタート、その後45歳までに会社員エンジニアとして3社経験。
◇フリーランス歴
エンジニアとして25年目での2023年に独立。
”「これからはITの時代になる」~Windowsの登場で世の中が騒がれていたことがエンジニアを志すきっかけに”
ITエンジニアになろうとしたきっかけのようなものはありますか?職業として選択する基準だったり、他の選択肢があったりしましたか?
だいぶ昔のことになりますが、Windowsが登場し、一般的にもITが注目され始めた時期でした。そういった世の中の動きを見ていて、「ITはこれから伸びていくのだろうな」と思ったのが理由ですね。それで、情報システム関連で就職活動を進めて、一番最初に内定をもらったメーカー系の企業に入社しました。
その後転職された理由は?
かなり過酷な職場だということが入社後に分かりました。でも、まずは3年頑張ってみようと思ったものの、入社後1年で子供が出来まして。経済的な不安も重なり転職を決めました。結局1年半でその会社は退職しました。
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キャリアの最初の転機ですね。1年半での転職というのは当時としてはどうだったのですか?
いまのように簡単に転職するような時代ではなかったですね。
ですが、転職先は前職にくらべて就業環境も良かったですし、給与もアップしたので結果としては正解でした。結局そこでは20年近くお世話になりました。
居心地がよかったのですね。
にもかかわらず、その後再度転職をされたと伺いましたが、理由はなんだったのでしょうか?
大きな会社だったのですが、年齢を重ねていくとマネジメントできる人間でなければ出世できないということが見えてきたのです。
プロジェクト管理的なことは問題ないのですが、部下のマネジメントとか評価とかはあまり得意ではなく辞めることにしました。
やはりキャリアを積んでいくと、どうしてもそういったポジションになってきてしまうけど、ご自身としては基本技術者でありたいというような。
はい。そうですね。
”会社員という働き方に限界を感じフリーランスの道へ”
3社目は理想通りの働き方が出来たのでしょうか?
それが、1社目のような過酷な環境で・・・。それで、「ああ、これはもうダメだ」と思って、会社員という働き方は辞めようと決意しました。
以前、テレビで「フリーランスの1日密着」のような番組を観ていて、その方の生活スタイルが自分にとって魅力的であったのが頭に残っていたこともありました。
フリーランスになるにあたって不安はありませんでしたか?
あまり感じなかったですね。いまはエージェントのサービスも充実していますし、社会保障も整備されつつありましたから。あとはこれまでのキャリア、技術力には自信がありましたし、契約が空いたら旅行にでも行きたいと思っていたくらいで。
特に行きたいところはありますか?
いまは四国・九州ですね。いずれ日本一周してみたいですね。(笑)
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PE-BANKを知っていただいたきっかけはどういったことから?
たぶんSNSの広告だったと思います。
PE-BANKを選んでいただいていかがでしたか?
案件のエントリーから参画までのサポートを全面的にお願いしています。
特に良いなと思っているのは、定期的にイベントがあることですね。エンジニアとしてのスキルや知見を広げる機会、ITフリーランス同士の横のつながりをすごく大切にして頂いていて非常にありがたいです。6月のProTechOneも参加しますが、成田悠輔さんの講演やパネルディスカッションが今から楽しみです。
ありがとうございます。ほかにもバーベキューやビアガーデンなど支店単位でのカジュアルな催しも多いので、ぜひご参加ください。年末のプロエンジニアパーティーでもお会いできたら嬉しいです。
はい。ありがとうございます。
”フリーランスで成功するのは「応用力」。専門知識を深めつつ「T型人材」を目指す”
現在はPM的なポジションでお仕事をされていると伺いました。
担当営業の方とじっくりと相談をしていく中で、キャリアアップしたいと思いその方向でお願いしました。
具体的には医療費助成をオンラインで申請、行政と連携できるようなサービスの開発をしています。
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その案件を選んだ理由は何でしょうか?やはり報酬面なのでしょうか。自分の意志で進みたい方向を選択できるのはフリーランスの特権だと思うのですが、池永さんの場合は何を基準に選択されましたか?
報酬の面だけで言うとほかにもっと良い案件もあったのですが、今携わっている仕事はお客様と直にやり取りが出来て距離感が近かったのが一番の理由ですね。
実際にやってみていかがですか?
とても充実しています。私はそれまでずっと金融系に関わってきたのですが、医療系は自分にとって新しい分野なので勉強になりますし、刺激がありますね。
これからITフリーランスを目指す方に、「こうしておくと良いよ」というようなアドバイスがあればお願いします。
いわゆる 「T字型人材」というのでしょうか。IT全般の基礎知識を有したうえで、ある分野の専門的な知識とスキルを蓄積して、その経験を軸に、専門外のジャンルに関しても知見を活かしていけるようになると強いと思います。
私の場合は金融系が軸になるのですが、今回、医療系に携わってみて、ベースの考え方をもとに、金融独自のノウハウも活かすことができています。
このような応用力を身につけたら、フリーランスでも十分に戦えると考えています。
今後の展望をお聞かせください。
現在は稼働率100%で1案件のみで従事していますが、今後は稼働率50%程度で2案件、3案件の同時並行をして行きたいです。様々な業界・業種のシステムに触れていく機会を増やしていきたいと考えています。
本日はありがとうございました。
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