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名古屋で読書会

10月7日、8日と久しぶりに東京を脱出して名古屋に一泊旅。さすがに三連休ともなれば人も多い。名古屋駅は東京駅と同じぐらいの人混みだった。

7日はバターカップス(「赤毛のアン」好きのための文学クラブ)の中部支部が主催する読書会に参加した。

まずは名古屋駅に隣接する商業施設タワーズ13階にある和食屋さん「えん」で合流し、久々にお会いするみなさんと楽しくお話ししながら和定食をゆっくりいただいた。

その後、読書会の会場であるJR熱田駅にほど近い熱田図書館の会議室に移動。熱田駅周辺は静かで人もまばら。のどかな雰囲気にホッとする。空には秋の雲が広がっていた。

名古屋に早く到着したので、行ってみたかったカフェでコーヒー休憩。
この日のためにコラージュしたカードは、読書会に参加したみなさんにサインをしてもらい、貴重な記念品になった。

読書会のテーマは「エミリーはのぼる」。モンゴメリの著したエミリーシリーズ第二弾である。みんなで感想を言い合い、疑問に思ったところなど話し合っていくと、考えたこともないような視点に気付かされたり、何度も読んでいるにも関わらず新たな発見がある。読む人それぞれに好きな登場人物も異なるし、感動ポイントなどが違うからこそ面白い。読書会の醍醐味とは、一人で読んだだけでは気が付けない部分に気付かされるところにある。

「エミリーはのぼる」を最初に読んだのは高校生の時だが、その頃に比べると重ねた年齢や経てきた経験の分だけ深く理解できることがこの上なく嬉しい。その中には辛いことも嬉しいことも当然含まれる。一冊の愛読書を生きた分だけ深く理解できる。これは大袈裟でもなんでもなく人生の喜びだと思う。