山道で出会う花の名前が覚えられなかった。何度も同じ花の名前を覚えては忘れ、忘れては写真と図鑑を見比べて再確認した。暫くすると、花が咲く季節と場所がセットになって記憶に残るようになった。毎年、同じ季節に同じ場所で同じ花々が迎えてくれる。ああ今年もこの花たちに巡り会えた。寒い冬を雪に守られて過ごし、太陽の光を浴びて短い夏を謳歌する花々の姿に、心を動かされる。
スプリング・エフェメラル Spring ephemeral いつのころからか、雪解けと共に咲き、夏が来て植物が繁茂する前
NIKONのZマウント用のマクロレンズがついに発売された。今回はそのうちの一本、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8を使って、マクロレンズの世界を楽しんでみよう。
<最短撮影距離とワーキングディスタンス>
レンズにはそれぞれ被写体に最も近づける距離があり、それ以上近づくとピントが合わなくなる。これを最短撮影距離と言っている。例えば、ニコンのZマウント用の標準レンズであるNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sの最短撮影距離は「撮像面から0.4m」である。(撮像面と