晴夏

元大手予備校講師

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20221008

20221008 今日は、かつしか文学賞に応募した。今日から日記をつけてみようと思う。どうせ、だれもアクセスしないこの小説投稿サイトに自身のプライベートを晒しても大丈夫だと思う。個人名はもともと日記にもあまり出さないので、いままでプライベートでワードに落としていた日記をあとで見やすくするために日記にするだけだ。この数カ月すごくつらかった。3月に母が家を出てからいろんなことを考えている。そのいろんなことを日記に記してきたのだが日記かわりにこのサイトに投稿しよう。

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    • 連れて行かれた場所は…

      深夜とばかり思うほど暗がりだった。 寝室のドアが開いたのだろうか、それが聞こえたかは覚えていない 「晴夏、起きてくれない?」 母の声がした。体を起こすとうすぼんやりとした視界に警官が6人立っていた。 「OO警察。お母さんはいまあんたから乱暴されて命からがら警察まで逃げてきた」 第一声。力士ほどの体格の警官が大声でいった。 「喧嘩は、口論。話し合いは終わって、近所のレストランで食事して、帰って寝たんだけど」 私が反論すると、 「頭おかしいんじゃないか。とりあえず、着替

      • 私、警察に連行されました!

        今日は暇なので、バンバン書きます。 まず、はじめに。 2022年3月17日、私、警察に連行されました(;’∀’) 今日はこのお話からスタートする。ふだん、私はわりと文章がかたいのだが、重い話をかたく書くと、どんよりするので、なるべく、事実を伝えつつ、話し方は内容に合わないくらいかる~いノリで書こうと、思う。 誰が警察に通報したのかって?答えは、「実母」です。私ね、弟との関係がすごく悪い。それで母とはそのことを巡ってよく言い争いになる。まあ、なんか母としては、私が長女で

        • 私自身

          私のことを書いてみようと思う。 いままで、自分のことなんか書いても…って思っていたし、いまも思っている。 だからどのくらいの数の人が読んでくれるか全くわからない。 だけど、決めた。NOTEには小説が溢れている。小説である以上、作られた話だ。 私がこれから書くのは、比較的珍しいけど、ほんとの話。 自分のことを書くなら、楽しくない話のほうがいいと思う。「他人の不幸がおもしろい」って程の人でなくても、日常の嫌なことが私の「嫌なこと」に比べたら「まし」だ、って思ってくれた人がい

        20221008

          これから自分のことをいろいろ書いてみたいと思います。いままでは小説だったけどこれからは事実

          これから自分のことをいろいろ書いてみたいと思います。いままでは小説だったけどこれからは事実

          さまよえる湖 2

          それからまた1年が過ぎたころ、つまり現在、スミレは、トルコ北西部、ボスポラス海峡に臨む都市、イスタンブールにいた。彼女の会社は輸入雑貨を扱う雑誌の編集プロダクションで、インターネット記事をはじめとして、多くの雑誌の仕事を抱えていた。交際相手と別れてすぐ、この地での仕事が入った。数カ月に及ぶ取材旅行のはずだったが、彼女が赴任してすぐに、プロダクションは倒産した。仕事を失ったけれど、日本へ帰らない理由は、想いを寄せた俳優の行方が彼の地にあると予感していたからだった。

          さまよえる湖 2

          さまよえる湖

          スミレがこの街に来たのは理由があった。イスタンブール。すべては一枚の絵から始まった。数年前、ミニシアターで1本の映画を見た。内容はさることながら主演の俳優の演技に圧倒された。その表情、動き…芸能というものが当たり前で身近、この頃の映画やドラマをどこか斜めに見る癖がついていたスミレにとって作品に魅了されることはまさに心地のよい屈服だった。光の中に浮かぶその表情が忘れられなくて…でもそれもその作品中だけのことと思い、その後の生活の中に一瞬の感動はやがて埋もれていった。 去年のこと

          さまよえる湖

          青い蝶が誘う森

           鮮やかなブルーが光を受けて無数の光線を放っている。美しい青い糸が織りなす絹が風に舞うように、その蝶は咲子の目の前を優雅に通り過ぎていく。  「あっ。」  その羽の大きさに、繊細な美しさに似つかわしくない、生物の躍動感に心が一瞬強張った。 気付が付くと、蝶は数メートル先にあった。慌てて、後を追う。  ゆらゆらとプリズムのように光る羽は森の中へ消えていった。コロンビア。大学生の夏を1週間、赴任中の父親を頼って過ごすことになった。初めての海外旅行。初めての海外が南米なんて…。正直

          青い蝶が誘う森

          僕の彼女は青い目をしている 7

          今日はこんな表現を紹介する。彼女の出身はアメリカ北部の小さな町だ。帰国しているときの彼女の電話での言葉。 It seems that for every warm day we have two or three of cold, rainy and windy weather. 今日はちょっと文法的なことを沢山。 まず、このseemだけれど、「~のようだ」と表現したいときに用いる。It を仮の主語としてお決まりパターンでたてる。ここは覚えてそのままit seems

          僕の彼女は青い目をしている 7

          僕の彼女は青い目をしている 6

          It's a nice change! これでいい気分転換という意味。彼女が8インチも髪を切った時のセリフだ!changeはここでは名詞で、「気分転換」という意味。もちろん動詞だと変化する、変わる、変えると言う意味がある。 こんな風にふだん動詞として使う単語がそのまま名詞としても使えることがあるけれど、品詞が変わると意味も変化する場合もあるから、話すときは注意が必要だ。 単語   名詞の意味  動詞の意味 study   勉強、書斎  勉強する walk    散歩  

          僕の彼女は青い目をしている 6

          僕の彼女は青い目をしている 5

          今日は彼女のこんな表現。 We are so similar I LOVEEE SRAWBERRY PARFAIT!! 本来の文法とは、ちょっと違うけれど、彼女はこんなかわいい英語を使う。 I love strawberry parfait, too. We are so similar! という表現なら文法的に問題はない。でも、ネイティブはよく、soをsoooooと伸ばしてみたり、いろいろ可愛い表現を工夫している!

          僕の彼女は青い目をしている 5

          僕の彼女は青い目をしている 4

          海外の女の子って派手なイメージがあって、彼女も服装は正直とても華やかだ。でも、付き合う以前に言われたのはこんなセリフ。 I am the type that wants something serious! (私は真面目な関係を望む人なの。) the typeが先行詞。Thatは主格の関係代名詞で、文末まで形容詞節が続く。関係代名詞には、人に対してwho、物に対してwhichを用いるけど、ここではtype(タイプ)という人そのものから少し離れた名詞が先行詞なので、that

          僕の彼女は青い目をしている 4

          誰も知らないでいて、お願い 4 完結

          いよいよ完結です。何か感想とかございましたら、是非コメントお願いします。また、その後の展開は皆様のご想像にお任せしたいと思っています。どうなるのかな、など皆さんの推理も聞いてみたいです。 「ああケントさん、ご無沙汰しています。」 あれから、ケントさんには会っていなかった。小説大賞のことをどこかで聞きつけて、「おめでとう」のメッセージに返信したくらいだった。 「今日さ、飲みに行かない?」 「え?今日はちょっと…。」 私は少し不機嫌そうに答えた。 「だったら明日は?」 なんなん

          誰も知らないでいて、お願い 4 完結

          僕の彼女は青い目をしている 3

          僕の彼女とのメッセージ、会話を紹介しながら英語表現の解説をしたいと思う。実際に僕らが用いている表現だから、読んでくれている人が何かの機会に使ってもらえたら、と思っている。 彼女からのメッセージに僕は時々返事をしない。いや、そうじゃないよ、うっかり忘れてしまうんだ。男って物事に集中してしまうと、つい、他のことはほったらかしになってしまうんだ。たとえ、僕が、「なんでこんな綺麗な子が僕の傍にいてくれるんだー!」と心で叫んでいたとしても。だから、彼女から、追記としてこんな一言がライ

          僕の彼女は青い目をしている 3

          僕の彼女は青い目をしている 2

          今日の表現は… We think alike. もういきなり英語表現の話に入ってしまうけど、アメリカ人の女性って主張の強いイメージがあったけど、彼女はとても謙虚。僕が僕の考えを述べるとよくWe think alike. (私たちは同じように考えるね。)と言ってくる。双子が似ているなんてときに用いる形容詞のalikeは知っている人も多いかもしれない。(The twins look alike.その双子はよく似ている。) ここは副詞だ。形容詞は動詞のあとにストンと置いてやた

          僕の彼女は青い目をしている 2

          僕の彼女は青い目をしている 1

          僕が彼女と出会ったのは、抜けるような青空へ思わず手を伸ばしたくなるような9月のある晴れた日の朝だった。僕はその時大学が休みで、東京駅付近をあてもなくふらふらと歩いていた。 空よりも青い君の大きな瞳に思わずはっとした。Fairというのだろうか陽光を反射する金色の髪はふわりと肩のあたりでカールされている。彼女は細い指を周囲に振りながら何かを探しているようだった。 Can I help you? (どうされましたか。) 思わず、1mくらい近くまで来て、僕は声を掛けた。 Oh

          僕の彼女は青い目をしている 1