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芋虫みたいな自分を許してあげたい

なにもやる気が起きない。

そんな日はひどく時間を無駄にしている気がして、軽い自己嫌悪に陥る。
でも義務感で何かをやったところで、自分の感情に嘘はつけないので、あまり楽しくない。

何もしたくない自分と、何か有益なことをしなければと焦る自分がケンカをはじめ、最悪な気分になる。
やる気があって、活発に動ける人はいいなーとうらやむ。

今日はまさにやる気が起きない一日で、それでもやっぱり何かを出したら気づきとか発見があるんじゃないかと思い、パソコンに向かっている。

最近、ひょんなことから、芋虫を2,3日間飼う経験をした(謎w)。
虫は苦手だが、観察してみると面白い。
芋虫は、葉っぱをむしゃむしゃと食べた後、少しウロウロして、葉や枝の陰に隠れてずーっと休んでいた。マジでそれしかしない。
さなぎになるまで、そのルーティンを繰り返すのだろう。というかさなぎはもっと動かないよね…。

一見怠惰っぽいけれど、無駄なことを一切していないという点で、とても賢いのではないかと思えてくる。
必要のない時期には変に動き回らず、余計なエネルギーを消耗しないことは、子孫を残すために身に着けた生存戦略なのかもしれない。

頑張るのがエライとされている人間社会のなかでは、やる気がないことは悪と認識されがちだ。
でも、エネルギーを貯めたり、傷を回復させたりするための戦略として、やる気がでないようになっているのではないか。

いつか成虫になれるって。
やる気のない自分を許してあげたい。芋虫上等だと。

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