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あかつき桃のおすすめの食べ方を元反社、現在フルーツソムリエの私がまとめます

「あかつき桃」という美味しい桃の品種をご存知ですか?

今回は、あかつき桃のおいしい食べ方などについてまとめてみました。

そもそも「あかつき桃」とは?

「あかつき桃」は、「白鳳」と「白桃」という桃の代表的な2つの品種を交配させてつくられた品種です。

かつて神奈川県平塚市にあった「果樹試験場」で1952年から育成が行われて、1979年に品種登録がされました。

それから50年近く経った現在では、「白鳳」や「川中島白桃」と並んで桃の代表的な品種の1つとなっています。

「あかつき桃」はどんな特徴の桃?

「あかつき桃」は、果実の重さが250~300gほどで、やや固めで果肉が締まった日持ちの良い桃です。

果皮の色は、もともとは白色ですが日光が当たった部分は明るい紅色になります。

果肉の色は、全体的に白っぽい淡いクリーム色で、少し紅色が混じっています。

また、果肉は果汁を豊富に含んでいて、酸味とのバランスが良く強い甘味を持っているのが特徴です。

「あかつき桃」の見分け方

「あかつき桃」をおしいく食べるためには、まずはおいしい「あかつき桃」を選ぶことが大切です。

おいしい「あかつき桃」を見分けるポイントの1つ目は、実の形が丸くふっくらとして左右対称で、果皮全体には細かな毛がまんべんなく生えていることです。

2つ目は、「あかつき桃」は日光を浴びて紅色になるので赤みの強いものがおすすめです。

白い斑点があるものも良いです。

逆に、おすすめできないのは果皮に緑の部分が残っているもので、まだ熟していないので避けた方が良いです。

「あかつき桃」のおいしい食べ方

「あかつき桃」は、特に何も施さずに、普通に皮をむいてカットして、そのまま食べるのが一番おいしいです。

もちろん、コンポートにしたりジャムにすることもできますし、桃のタルトなどのデザートとしても美味しく食べることができますが、やはりそのまま食べるのが一番です。

おいしい「あかつき桃」の入手方法

「あかつき桃」を美味しく食べるためには、おいしい「あかつき桃」を手に入れることが大切です、

「あかつき桃」は、現在桃の中で一番生産量が多い桃なので、スーパーや青果店などで普通に購入することができます。

主要生産地は福島、長野、山梨の順で、7月中旬頃から山梨産が出始めて、8月に入ってから福島産が出回るので、スーパーなどで買うときには、時期ごとに産地を確認して、先に説明した「おいしい『あかつき桃』の見分け方」によって選べば良いでしょう。

また、福島、長野、山梨などの主要生産地の生産者から直接購入することもできます。

美味しい完熟の「あかつき桃」を手に入れるには、生産者からネットでお取り寄せするのが確実です。

「あかつき桃」の保存方法

「あかつき桃」は冷蔵庫での低温保存は好ましくなく、味や香りが水っぽくなって劣化してしまいます。

そのため、冷蔵庫には入れずに日光の当たらない冷暗所に常温で保存することをおすすめします。

ただし、実際に食べる際には、食べる2時間くらい前に「あかつき桃」を冷蔵庫に入れて冷やしておくと、多少果肉が引き締まって、皮もむきやすくなるので、おすすめです。

あまり冷えすぎると味が落ちてしまうので、冷やしすぎないように注意しましょう。

「あかつき桃」の美味しい切り方

「あかつき桃」を切るときには、まず、みぞに沿って種に当たるまで包丁を入れて、「あかつき桃」を回して一周させます。

コツは、包丁を固定して「あかつき桃」の方をグルッと回して切ることです。

そして、「あかつき桃」を両手で軽く捻ると2つに割れますので、片方に残った種をえぐり取ります。

皮をむくときには、包丁を上の方から引くように切るときれいにむくことができます。

皮をむき終わったら、等分にくし切りに切り分けて食べます。

「あかつき桃」の一番美味しい食べ方は?

「あかつき桃」の美味しい食べ方について紹介してきましたが、フルーツソムリエの私が最後におすすめする最高においしい食べ方は、皮のままガブリと食べることです。

「あかつき桃」は、皮と実の間が一番甘いので、皮の表面を手でこすりながらよく洗ってきれいにうぶ毛を落として、そのまま皮ごとかじりついてみましょう!

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