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優しさとは何か

優しい言葉をかけてもらいたい。
誰もがそう思うのではないでしょうか。
わたしもそうです。
だから、自分がその人の状況になった時にかけて欲しい言葉を相手にかける。
それが優しさだと思っていました。

体調が悪い時は、
無理しないでね。考えすぎないでね。
とか、お大事にとか。
そうゆうのってすごく人間性が出るかなって思っていました。

友人が風邪を引いて休んだ時にも
同じ言葉をかけた。
自分が欲しい言葉を相手の立場になって寄り添って言葉を選んでかけた。
と言うよりも当たり前だと思っていた。

しかし自分が逆に風邪を引いてしまった時に
その友人からかけられた言葉は、
お大事に。
と言う言葉。
なんか冷たいなって。
自分はあんなに優しい言葉をかけたのに。
あなたに寄り添ったのに、なんだか残念。
そんな気持ちになりました。
弱ってるから余計に。

まぁ自分の自己満足なだけなんです。
相手に寄り添えなんて、相手は期待していない。
相手にも同じことを求めていたなんて、
おこがましいし、期待しすぎ。
わかってるんです。

これを読んでる人も、
えーでもそれってその人なりに考えて
お大事にって言ってるし十分じゃないの?
って思う人もいるかもしれないです。
その通りです。ほんとに。

けれどなーんか私は自分がしたのと同じことを相手にも求めてしまう。特に自分にとって大事にしている人、仲良くしている人。

優しいってなんなんですかね。
優しくして相手に見返りを求めるのは罪なんですかね。
その風潮はあると思うんです。
中には見返りの求めない優しい行動をできる人もいるけど、なかなかいない。
みんな優しさを返してほしいと心のどこかで思っていると思う。

自分が優しくして、それが返ってこないとき、
それは怒りよりも悲しみが勝つ気がする。
あ、自分の優しさが相手には特に気に留めないことだったのかもなと、悲しいなと。

この話の結末はないんですけど、
私が最近思うのはあんまり相手に寄り添って相手の立場になって考えてしまうのは不利なのかなと。
けれど逆に同じような考えの人に出会うと心が暖かくなるのでやはり自分はやめられないなと思ったり。

優しさって難しいですね。

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