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いでよ、エトルリア

 世界史をまじめに選択していた人以外にはなんのこっちゃなタイトルです。ローマ帝国なら「聞いたことはある」って人はいるでしょう。「テルマエ・ロマエ」を見た人も多いかな。あれは帝政ローマ時代、「ROME」を知っている人には言うまでもないでしょうが、そっちは共和政末期(内乱期)ですね。
 古代ローマの政治体制はざっくり言って王政→共和政→帝政と変わっていきます(共和政初期は貴族政じゃないのかとか、帝政も後半は専制君主政だろうとか、細かいところは世界史の講義ではないので端折ります)
 で、王政を行っていたのがエトルリア人だったのですが、そのエトルリア人の王を追放して、以降共和政が始まったということになっています。その「エトルリア」の「食」について調べろと。
 当たり前ですが時代が古ければ古いほど、資料は少ないです。なにせ追放されたのが前6世紀です。それより以前の、今のイタリアの半分以下の面積の、何かドラマティックなエピソードがあるという話も聞かない(エトルリア研究の方がいたらごめんなさい)言っちゃあ悪いがマイナーな都市国家の(一応山川の世界史用語集では名前は最頻出扱いですが、文化まで触れるわけがない)食?
 一応教官から「イタリア語の論文」と「英語の論文」は提示されましたから、翻訳サイトにぶち込めば何がしかの知識は得られます。が、せっかく半生の半分位を食文化収集につぎ込んで来たんだから、1冊くらいは自前の参考文献がないでしょうか。
……あったわ。たった一冊、見開き2ページですが、確かにトピックとして載っている。ちょっと報われたかもしれない、といい気分で久しぶりに世界史の図説や用語集を読み漁っていたら、げ、23:59までのレポートがまだだった……

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