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さよなら、クリスマスとはたらく細胞

ブッラータのせポモドーロ。
あと、友達とシェアしたエスカルゴ。

カプリチョーザでしこたま食べた後、観に行ってきました。ネタバレ防止で詳しくは書けませんが、懐かしいというか心が痛い。
10年前、私は自他共に認める、東日本で最もマルク(骨髄穿刺)の検査をしていた技師だったはずです(年間1300件、1日最大で14件やっていた)スケジューリングから検体の処理、検査の外注、特殊染色もスクリーニング鏡検も時間外だろうが臨時だろうが全部やっていましたが嫌いじゃない、いやむしろ、しんどいけれどやりがいがあった。きっと、そのままあと20年働いたとしても、それでも私はよかったんだと思います。

でも、もう戻れない。最新のWHO分類も知らないし、遺伝子検査の知識も5年前で止まっています。標本ならまだ作れる気はしますが、細胞を読む能力は絶対落ちている。何より、技師を辞めたことは不可抗力でも、一介の学生になることを選んだのは自分です。それが次善の選択ではなかったことを、どうにかして証明しないとここまで来た意味がないってもんです。

そんなわけで、今年の授業は全て終わりましたが、うすら寒い下宿で大学院入試用の研究計画書を書いています。テイク2です。あと何回指導教官に差し戻されることやら。

一応クリスマスケーキは食べました。ゼミで。教授作。

コアントローの効いたいいお味

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