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死後硬直とシチュー・ド・豆腐バーグ

本当に「シチュード豆腐バーグ」というメニュー(右上)「ド」の部分は、なんかおしゃれに乗っけられたパプリカとズッキーニ(テクスチャはぐにゅぐにゅ)と思われます。

うちの学部は、基本定期試験はありません。「定期」試験は。「最終の授業日にテストしますよー」はいっぱいあります。定期試験は今期のセメスターの授業が全て終了した後に別日程で行われますが、この似非定期試験は授業の一環なので、「今日テスト、明日プレゼン、明後日テスト、その次の日はレポートの締切で、金曜日はまたテスト」のような結構えげつないスケジュールになったりします。

かくて調理学のテストのために、昼食を食べながら友人と泥縄でヤマを張ることに。
「キウイは?」
「アクチニジン!」
「いちじくは?」
「フィシン!」
「メロンは?」
「ちょっと待ってそんなん出るの?」
「レジュメに載ってます」
全部タンパク質分解酵素です。これらのフルーツを食べて喉がイガイガしたり口がかゆくなったりするのはこいつらのせいです。ちなみにプリンスメロンに含まれるのはククミシン。人生で初めて聞いて、今後使わない気がする単語ククミシン。
「魚の鮮度の変化について記せ、えーと死後硬直が始まって、完全硬直後に解硬が始まると鮮度は急激に落ち腐敗が始まる……人と同じなのね」
「りあさん、ここ食堂ですからね?」
怒られました。
結局ヤマは合ってても単語を間違えて、結構ヤバめな感触。昨日あんな偉そうなこと言っといて、計画的にやらないとやっぱり碌な結果が出ないという教訓にしかなりませんでした……

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