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期待するから悲しいんじゃん

親から愛されるかもしれないという幻想を追いかけるのはやめたい。愛情をきっぱり諦めたい。

でも親から愛されない人生に生きる意味を見いだせない。

たとえいつか自分を愛してくれる人に出会えても、それがもらえなかった愛情の代わりになるという想像がどうしてもできなくて。しかも今まで生きてきてそんな人がいなかった自分にこの先そんな人が現れる可能性すら考えられなくて。(私が大切にしたいと思える友達はいるけれど、相手がどう思っているかはわからない。)

楽しいことがあるかもしれないけれど、それ以上に受け止めなければいけない悲しみの大きさに絶望する。

他のことなら頑張って諦めるから、親の存在だけは諦めたくないなって思ってしまう。

本当に頭では、もう絶対変わらないんだろうなってことも分かっているし、それが人生のすべてではなくてちゃんと乗り越えて幸せをつかんでいる人がいるように自分にだって無理じゃないことも分かっている。

でもできない。嫌だ、諦められない。そんなに大きな悲しみを抱えて、他の誰にも愛されない自分をそれでもいいやって思って肯定して生きていくことなんて無理だ。って拒絶してしまう自分がいて。

こうしている今だって誰にも話せないから誰でも読める場所にこんなものを書いているわけで。もうこんなの孤独を認めているようなものだけど。

何回助けてって言ってもそのたびにその気持ちは否定されてきたから、他の人にも同じようにされるのが怖くて打ち明けられない。それでもやっぱり親だけは分かってくれる、今度こそは分かってくれるかもしれないと小さな希望を持ち続け、そしてまた砕かれる私はバカなんだろう。

なぜ生まれてしまったのだろう。何かを達成するための苦しみではなく、なんの意味もなく与えられた苦しみを乗り越えてまで生きていく理由が思いつかない。

かといって死ぬのはやっぱり怖くて、今はただその気持ちだけが死なない理由となっていて、つまり私が今生きているのは、生まれてしまい死ぬのが怖いからというただそれだけ。

もう何にも期待せずに諦めてしまえたらいいのに。

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