バトリズムステージINITIO 感想 Part.2

先ほどマチネ公演が終わり、感情がジェットコースターでぐちゃぐちゃになってるところで書く感想Part.2になります。

先ほど、「伝える」ということについて触れましたが、一言で片付けてしまうと「青春」というものの楽しさだとか、みずみずしさが全力で伝わってくる感じです。

それぞれ全く違った性質を持った人物たちが、お互いを仲間だと認識し、信じて、それぞれの思いのため、拳をにぎり、ぶつけ合う。

たったこれだけのストーリーの中に悩み、思い、夢、憧れ、絆とか、本当に無限のものがつめこまれていました。

それぞれの人物像が完成されていて、そこにさらに演じる俳優さんたちの味が加わって、誰かが違ってもダメ、誰一人欠けてもダメ、見ていて、心からそう思いました。

そしてそれぞれが悩んで、誰かのために戦って、笑う。僕にとっての青春もそんなものでした。なにせ僕は男子校出身なので、高校時代の自分の姿や思い出がたくさんフラッシュバックするんです。そんなこともあって、後悔も含めていろんなことを考えさせられます。

イケメンの俳優さんたちが踊ってバトルする、という作品なので、お客さんは女性の方が多いんですが、個人的にはどっちかというと男子のハートに響く作品なんじゃないかな?って勝手に思っています。母校の後輩たちに見てほしいです。もっといい生徒会作り、それだけじゃなくて、自分の学校に誇りを持って全力で学生生活を楽しむこと、僕自身も今になって、もっと楽しみたかったって思うんです。あの頃にこの作品に出会えていたら、もっと全力で高校生できたのかな?って思ったり思わなかったり、、、ホント、我が母校、芸術鑑賞のプログラムにバトリズム入れてほしいです笑。

内容もそうですし、Part.1でも書いた、ダンスや殺陣のパフォーマンスは男の僕から見ても、超かっけーって感じです笑。みんなカッコいいんですけど、やっぱりそれぞれの生徒会長のたちがカッコいいです。

僕は理想に囚われがちな人間で、自分の弱いところを必死に隠そうとします。なので僕自身リョウに似てる部分があるなって思っています。だからこそジンに強烈に憧れます。憧れ度でいったら多分No. 1です。

「弱さを見せる強さ」、リョウがジンのことをそう言っていますが、先ほども言った通り、僕にはそれができないし、責任を一緒に背負ってもらうことも、頼ることも多分できません。

確かにジンは1人じゃ何もできないかもしれない、でも誰かに支えてもらったら、誰よりも大きな力を発揮する、そんな人物なんじゃないかなって思います。わかりやすくいうと戦隊モノのレッドみたいな感じです。戦隊の真ん中に立ってるのはレッドですよね。でもレッドのキャラって意外と何も考えてなかったり、勢いと熱苦しさでなんだかんだ解決するみたいなことあるじゃないですか。そして、レッドが真ん中に立てるのは他の色の戦士がいるからこそです。仲間がいるからこそ、支えられて、誰よりも強くなる。それがジンなんじゃないかな、って僕は思います。

また、アサヒは言うこと全てがめちゃくちゃカッコいい。なんでそんなこと言えるの?って思いながら見てました。「憧れるからこそ壊したくなる」。憧れに向かって進んでいくのではなく、憧れがあるからこそ、自分だけのものを作ろうとする。そんな芯の強さ、やっぱり僕は持ってないので結局憧れます。それでいて、何も恥ずかしがることもなく、全員のことを尊重できる、そんな大きな器の人物でもありますよね。彼は何も持ってない、と言うけれど、そういうふうに言えることこそ、もう何かを持ってることなんじゃないかな、って思ったりします。

そしてノボルも、カリスマも何もないと彼は言いますが、何かに挑戦すること、それをやり遂げることができるのはほんとにごく一部の人間で、それができるノボルはすごいです。

それでは、そろそろソワレ、大千秋楽が始まります。超さびしい!最高に、全力で楽しませていただきます!!最後まで読んでくださりありがとうございました!

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