バトリズムステージINITIO 感想 Part.1

こんにちは!今回は舞台の感想を書いていきたいと思います。

演目は記事のタイトルにもある通り、

「バトリズムステージINITIO」です。

結論から先に言うと、本当にめちゃめちゃよかったです。面白すぎて沼です。見るたびに楽しくてズブズブハマっていきます。今回のINITIOはバトリズムシリーズの4作目だそうですが、これまでの3作も見たいですし、次回作もあればぜひ見に行きたいと思っています。というか、僕が人生の中で見てきた「舞台」の中で1番楽しんでると思います。

何がいいって、まずはダンスとアクションが見応えあってとても楽しかったです。約20人のキャストさんたちが入れ替わり立ち替わり踊ったり歌ったり喧嘩して、一見無秩序に見えますが、実際は殺陣の動き、立ち位置など1つ1つが正確に決まってて、その全てがカッコよく、美しく見えるように計算され尽くされてるような感じがして、本当に圧巻でした。

テーマ曲もどれもめっちゃカッコいい曲で、またダンスと殺陣との相性がバツグンというか、、、もう完全に語彙力失ってるんですが、本当にどことってもすごいなって思うんです。

これ作った人とやってる人たちは本当素晴らしいなと心から尊敬しています。これだけのものを「魅せる」ことができる才能か、あるいはあれだけたくさん自由に動かすことができる体、どちらかだけでもいいのでほしいものです。努力で手にすることができるなら、、、この話は後でしましょう。

僕、シルク・ド・ソレイユが大好きなんですけど、今回のバトリズムはシルク・ド・ソレイユを見ている時の感覚に似てるなって思ったんです。圧倒的な技術から生まれるエンターテイメント、「魅せる」という形の最終形態かのような、そんな感じです。手に汗握るドキドキ感がありました。

そして、バトリズムはそれだけで終わらない、それが何よりすごいところだと思います。

間違いなくバトリズムには「魅せる」ための力があって、そこにさらに「伝える」という力がある、僕はそういうふうに思うんです。

ここでいう「伝える」っていうのは平たい言い方をすると、「テーマ」、その作品を通して何を言いたいか、ということだと思います。

ストーリーとしては、高校生たちが頂点を目指すために全力で喧嘩をする、たったそれだけです。たったそれだけなのに、いろいろな思いがどかどか伝わってきて、自分と重なったり考え方を改めてさせられたり、それこそ小説を読むとか、感動する映画を見るとか、それに似た感覚です。

「魅せる」ことと「伝える」こと、これが両立してる作品って、なかなかないんじゃないかと思います。あったとしてもどっちかがオマケみたいになっちゃうような気がします。例えばシルク・ド・ソレイユは「魅せる」力は本当にすごくて、それを見た人間は楽しんで、ドキドキワクワクして、感動します。でもそこに何か、心の奥底に伝わるものがあるのか?と思うと、ちょっと違う気がしますよね。一方小説のようなものは、心の奥底に語りかけてくるようなものだと思います。でも、小説を読むことによって手に汗握る興奮を覚えることはほとんどないのではないのでしょうか。

そんな中でバトリズムはさっきから言っているように、「見て」楽しむものであることも確かだし、それでいて心にグサグサ刺さってくるものがありました。

ということで、そろそろ最終日のマチネ公演が始まるので、この「伝える」という話はマチネの後にPart.2に書きたいと思います。次の記事からは内容にもがっつり入っていって、ガンガンネタバレもします。今日のソワレ、配信などもあるかと思いますので、もし読んでくださる方で、これから見るよという方いらしたら、ご注意ください。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

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