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Runner’s Evolution:人は走ることで進化する

鼻で静かに呼吸しながらゆったりまったりとしたスピードで走り続ける。

時速6〜7キロ…走るというよりは早歩きに近いスピードかもしれない。

心地良さが何よりも大切。

偽ることも飾ることもしない、ありのままあるがままの自分であればいい。

気づくべきは、この世界に存在しているすべてのものはつながっているということ。

僕が描き続けているのは自分自身を宇宙に同化させるイメージだ。

同時に、それは、自分自身の内にある60兆もの細胞のひとつひとつに宇宙が存在しているようなイメージ。

全身の血管をくまなく流れる血液の存在、そしてその温かさやぬくもりを感じ取ること。

心臓の鼓動に耳を澄ませ、そこに奏でられている音楽に耳を傾けてみる。

生きているということは自分自身を進化させるということに他ならない。

そして、走ることはその進化のためのひとつの方法だ。

僕らはこの世界に、楽しむために生まれてきた。

何を楽しむかは個々の自由。

まずは、この世界の、目に見えるものの色や形を楽しむこと。

自分の好きな色や形を見つけ出すこと。

聞こえるさまざまな音を楽しむこと。それもできるなら自然の中にある心地よい音を。

心地よく感じられるものはすべて正解だと思う。

だから五感をフルに使って楽しむのがいい。

触れられるものは手に取った感触を楽しみ、匂いを嗅ぎ、飲めるものならば飲み、食べられるものは味わってみる。

そうすることできっと魂は喜び嗚咽する。

時には、長くゆっくりと時間をかけて呼吸をすること。

頭も体も細胞からできている。

脳や体の細胞の隅々にまで宇宙のエナジーが行き渡るように、すべての細胞を活性化させるようなイメージで深呼吸をしてみる。

走ることは、移動することであると同時に旅をすること。

走ることは、自分自身を原子や分子のレベルで変えていくひとつの手段。

すべてのものは変化する。だから、変化を恐れる必要なんてない。

頭のてっぺんから爪先に至るまで、僕たちもまた、秒単位で変化していく存在。

何ものにもとらわれず、解き放たれた存在であるべし。

与えられた自由を心と身体で謳歌するために、空気のような存在になって風とともに旅をする自分になってみる。

プラスのエナジーに満たされた時、初めて内に秘められた真なる自分自身が眠りを覚ます。

走ることが何らかの形で人の進化につながっている。言い換えるなら、人は走ることで進化する。

そして、そうやって進化した人間たちが新たに平和な世界を築きあげるのだろう。

だから、僕は、僕たちは、走る。

一本の道を、二本の脚で…。

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