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人を撮る喜びを知った日

カメラ片手にあちこち駆け回り
写真を撮りまくっていた28歳の頃。

妹が結婚して、
結婚式に出席することになりました。


それまで人を撮影したことは
ほとんどなかったんだけど
もうカメラを持つ手がウズウズ!
胸もワクワク!

せっかくだから
結婚式の様子を写真に撮って
アルバムを作ってプレゼントしよう!

そんな企みに胸を躍らせていました。


とはいえ私は
友達が多いわけでもなく
結婚式に出席した回数も
そんなに多くなかったの。


流れもわからない中
撮ることだけは決めて
家族で前泊するところから
たくさんカメラに収めました。


妹夫婦の幸せな姿はもちろん
親戚や友達がみんな
楽しそうにしてる様子を撮るのが
とっても幸せで、楽しくて楽しくて!

その時に会場にいらした
プロの女性カメラマンがまたカッコよくて✨

とっても楽しそうに撮影してたことも
すごく印象に残っています。

あっという間に駆け抜けるように
結婚式は終わったけど

余韻に浸りながらアルバムをつくり
妹夫婦に渡すものが完成したので
両親に見せてみたら

普段あまり人を褒めない両親が
まさかの大喜び✨

親戚みんなの分も増刷して欲しいと
言ってもらえました。
嬉しい反面
素人の撮った写真のアルバムで
親戚がどう見るのか
ゾワゾワしたのもよく覚えてる。


でもせっかく作ったし!
思い切ってみんなに送りました!!


その反応は。。。


すごくいいよ!!
アマチュアが撮ったとは思えない!
あの時間を思い出したよ!ありがとう!

と、まさかの大好評!
これには私がびっくりでした。

ただ好きで撮ってただけの私の写真が
人に喜んでもらえた!!
写真で人を幸せにすることができた!
それがとっても嬉しかったんです。

当時病院で臨床検査技師をしていました。
困ってる人を助ける仕事しか
知らなかった私にとって

人の幸せに関わるカタチの仕事もあるんだ!

ということすら、
新鮮な驚きでした。


当時28歳。
もうすぐ29歳。

20代最後の歳に、
心がときめくことに挑戦してみようかな!

この日までは
写真を仕事にするなんて
考えられなかった。

趣味でやるものだと思ってたし
食べていけないと思い込んでました。

でもやってみないとわからない!

仕事を辞めよう!


ストレスを抱えながらも
6年間粘って続けてきた仕事。
思った以上にアッサリと
手放しの決断ができちゃいました笑

どうやったら写真を仕事にできるのか
そんなことも全くわからないまま
わたしは仕事を辞めると
上司に伝えてしまいます笑


続く

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