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『ダイアログ・イン・ザ・ライト』でピースマインドの荻原社長も新しい感性の扉が開いた!!対話から得た気づきでコミュニケーションをアップデート!

こんにちは。
ピースマインド・広報PR室の末木です。

9月に入って「もう上期も残り1か月だな。上期マストのタスクを洗い出してみよう・・」と考えていた時に、大事な事を忘れていると気づきました。

上期の教育費を申請していない!!!

ピースマインドには、上期・下期それぞれ、社員の教育・研修・自己啓発の観点から、研修・学会参加費用、書籍購入等の教育費を補助する制度があります。これまでは業務に必要なスキルアップのためにビジネスソフトやデザインツールの教本を購入する事が多かったのですが、今回はコロナ禍で変わりゆく「コミュニケーション」について、ヒントを得られそうなプログラムはないかなぁ・・・と考え、兼ねてから参加してみたいと思っていた『ダイアログ・イン・サイレンス』(以下、サイレンス)を申し込み、体験してきました!

このプログラムは、音のない世界で、言葉の壁を超えた対話を楽しむエンターテイメント。
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが8/23に竹芝にオープンしたミュージアムで体験できます。(https://taiwanomori.dialogue.or.jp/

会場についてまず印象的だったのは、シンプルだけれど洗練された居心地の良い内装です。
ロビーに飾られているオブジェがキレイだなぁ・・・と、ひとりでぼんやり見とれていたら、スタッフの方が「これはオープン前に、対話とは何か?をテーマに集めた様々な人の言葉で、一枚一枚違うのでぜひ一つ一つ読んでみてください。」と声をかけてくださいました。

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*いろいろな人の想いが込められていて、これを読むのも楽しかったです。

サイレンスのアテンドは、音のない世界のプロフェッショナルである聴覚障害者の方々。みなさんそれぞれニックネームがあり、わたしの回のアテンドは元気な笑顔がステキなバンダナさんでした。
一人で申し込んだので、ワクワクと共にドキドキを胸に若干緊張していたのですが、バンダナさんが自然に他の参加者の方々と繋いでくださり、みんなすぐに打ち解けて一緒に楽しめました。

感想をあれこれ書いてしまうと、これから参加される方の楽しみを奪ってしまうことになりかねないので、話したいことは山ほどあるけれど、ここはぐっとこらえて多く語るのは控えます。

この体験を多くの人に伝えたい。そしてぜひ多くの人に参加してほしい!と思い、ピースマインドの社員間のSlack雑談チャネルに感動を綴ったところ、「興味あり!」というスタンプを押してくれる人や、参加したことあります!という反応がたくさんありました。

既に体験している仲間が社内にいることが嬉しく、コメントをくれた長広さんと感想を語り合いました。

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*ピースマインドのSlack雑談チャネルに寄せられたコメント。このチャネルは社員同士の交流の場で仕事の合間の癒しです。

『ダイアログ・イン・サイレンス』『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』を体験して感じたこと

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末木:Slackでサイレンスの感動を綴ったら、いち早くコメントをくれたのが長広さんでした。感動を分かち合える仲間が社内にいることがとても嬉しいです。いつ参加されたのですか?

長広:サイレンスは2年前くらいですかね。その前に『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』(以下、ダーク。https://did.dialogue.or.jp/about/)はもっとずっと昔・・・6~7年前に体験しました。

末木:どうやって知ったのですか?

長広:たまたまwebニュースで見かけて、面白そう!と思って申し込みました。

末木:実際に参加した後の率直な感想は?

長広:とにかく強烈なものがありましたね。ダークは視覚を奪われるとこんなにも他の感覚が開かれるのか!と驚き、普段いかに視覚に頼ってしまって他の情報を落としているのか気づきハッとしました。

末木:ダークを体験した方は口をそろえて「視覚以外の感覚が開いた!」とおっしゃいますよね。私はまだ体験したことが無いので、いつか絶対に参加してみたいです。サイレンスはどうでしたか?

長広:当時、中学校の教員として国語を教えていて、言葉の使い方を教える立場だったのですが、言葉以外の要素を使ったコミュニケーションも大切だよな・・・と考えていた時にサイレンスのプログラムを知って参加しました。言葉を使わない伝え方を体感することで、普段いかに言葉に頼ってコミュニケーションをしているか気づかされましたね。サイレンスを受けてから「一生懸命表現して伝える」「一生懸命相手の様子を見る」といった言葉以外でも気持ちを伝える工夫をするようになりました。

末木:すごくわかります。アテンドは「音のない世界のプロフェッショナル」で、表情や身振り手振りが豊かだから、言葉を音で発しなくても何を伝えたいかわかるんですよね。それに比べて自分はお面みたいに無表情だしジェスチャーも貧相で。。。身体を全然使いきれていないな・・・と思いました。

長広:視覚障害者の方も聴覚障害者の方も「何かの感覚がない」のではなく、「自分たち以上に発達している感覚がある」方たちで、自分が持っていないものを持っているんだと感じますよね。

末木:ほんとに・・・自分の世界がいかに狭く、いかに五感が鈍いのか気づかされました。ダイバーシティという観点での学びも勿論ですが、シンプルに日常生活で活かせるヒントもたくさん得ました。コロナ禍のリモートワークで、Web会議では相手の空気感が掴みにくいという声もよく聞きますが、表情筋をもっと使ってリアクションも大きく自己表現していきたいです。


荻原社長と一緒に『ダイアログ・イン・ザ・ライト』も体験!

サイレンスの興奮冷めやまぬうちに・・・と、コロナ禍限定の『ダイアログ・イン・ザ・ライト』(以下、ライト)も参加させていただきました。
こちらは荻原社長とともに!

普段は暗闇で行われるプログラムを、コロナ禍限定の「明りを灯した部屋」で行う仕様に改変したという新しいプログラム。「コロナだからできない」ではなく、「コロナだからできること」にフォーカスした新たな取り組み、素敵です。

ライトのプログラムでは、3人のアテンドとそれぞれ「公園」「夜の高原」「ノイズの森」という3つのワークを体験しました。「公園」のアテンドせとせっとさんとは、ソーシャルディスタンスを保ちながら、みんなで知恵を絞って協力して遊びを作り上げるワーク。「夜の高原」のニノさんとは、見えている世界の感動を見えていない人と一緒に語り合い伝えるワーク。「ノイズの森」のハチさんとは「音」について感じることを自由に話し合うワーク。
その場に居合わせてたまたま同じチームになった仲間と「どう表現したら伝わるだろう?」と相手の立場に立って考え、試行錯誤しながらコミュニケーションをはかっていく中で、共感や一体感が生まれ、多くの企業がダイアローグ・ジャパン・ソサエティのプログラムをチームビルディング研修として導入していることも大いに納得しました。

一緒に参加した荻原社長は次の様に語っていました。

荻原:「公園」のワークでは、アテンドのせとせっとさんが、「目」では認識することがないにも関わらず、ある動物のことを身体を使って誰よりも一番上手に表現されていました。「一緒にルールを作ることができると対等に感じることができる」とおっしゃっていたのが印象的でした。
「夜の高原」では、ネパール出身のニノさんの「美しさ」についての話が大変興味深かったです。生まれた時から全盲の彼は、「月」を一度も「見た」ことがない中、お母さまがある道具をつかって説明した「月」を、「美しい月」と感じ取ったそうです。
「ノイズの森」のワークでは、普段自分ではノイズだったと思っていた音でも、アテンドのハチさんに限らず自分以外のチームメンバーにとっては「安心する」要素になっていたり、「他者」と対話をしてみないとわからないことに気づくことができました。

普段は自分のビューで物事を捉えていて、それが当たり前の事実と認識していたことに気づかされ、当事者や他者の立場にならないと、想像すらできていないこともあることを体験しました。そして違う人同士で対話を通じて感じ合うやさしさに溢れた時間でした。そして何よりスタッフやアテンドの皆さんが前向きで明るく、真摯な姿勢にとても心動かされました。

:)  :)  :)  :)  :) 

ダイアローグ・ジャパン・ソサエティのプログラムが世の中に浸透して、誰もが気軽に足を運べたら、ダイバーシティやインクルージョンは、気構えて取り組んでいくものではなく、自然と当たり前になっていくだろうなぁ!と感じました。
新しい感性の扉をフルオープンにして得た多くの学びを「はたらくをよくする®」コミュニケーションに活かしていきたいです。


【参考情報】
● 先日、ピースマインドのセミナーでモデレーターをつとめていただいた小島慶子さんもご自身のYouTubeでダイアログ・イン・ザ・ライトのご感想を語られています。
https://www.youtube.com/watch?v=SsqmEtIq2_Y

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