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夏至の日に田んぼで想う。お互いに愛しあうために。

夏至、そして日食という
天体の壮大なイベントが展開する中
田んぼでアース・キーピング✨

2週間ぶりの田んぼは水が抜けて草叢に😅
いつものことながらごめんねー🙏
と、ニシキクンに謝るところから始まる。

そんなこちらの引け目をよそに
こなぎやらなんやらの草と共生しながら
彼らはたくましく大地に根を下ろし
扇形に茎を分蘖させて威風堂々たるもの。

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そのたくましさに
今年も元気をいただきます。

田んぼに通うようになって
稲や周りの草たち、虫や鳥、猪に
台風や豪雨といった
自然界のその圧倒的な生命力に
まともに向き合うようになり、
とても自然を守るとは言えなくなった。

守るなんて相手ではない。
そんなヤワではない。
実際、こっちが守られているんだよとつくづく思う。

猪が田んぼや畑、庭先にまでやってきて、
対峙することままならず
ただ、家にこもって鍵をかけるしか
実際は対処もない。

実は、檻に入るのはこちらの方。

私たちが自分たちの力を過信して
コントロールできるなんてこと考えてたら
あっという間にうっちゃりをかけられる。

でも、彼らと良い塩梅で
付き合うことができたらお互いの共生が
美しくスムーズになっていく。

人間の、与えられた道具を生み出して使う力
二本の足で歩き、手を使って何かを
形にできる能力。

そして、自然界の微細な呼びかけに応える
感覚と学習する知恵。

お互いを愛し合えたなら
与えられたこの力を創造的に発揮できる。

田んぼや畑はまさにこんなことを
目の当たりにする場。

農に携わることは、この命の連鎖の中にある
『人間』を体験するってことなんだなーと思う。

私たちの田んぼは収穫量にはあまり価値を置いてない。
そこに、注意を向けちゃうと
結局、何にも変わらないオールドストーリーに
取り込まれちゃうから。

収穫は喜びであり恵み。
そして、そこに至るプロセスが全て。
人間として地球の上で生かされていることを
確認する時。

太陽の光を均等に内側の茎にも
当たるように、螺旋状に外側へ
成長していく稲の分蘖。

こんなふうに
中心から外に向かって渦巻きのように
広がっていくエネルギーを生きられたら
どんなにたくましくなれるか。

人間たちの、
勝手なモチベーションのためにある
タスクやターゲットという
与えられた目的に向かうのは
もう終わりにしていいね。

うちから湧き出る力を感じて
その渦巻に沿っていったなら
お互いに愛し合えるよ、きっと。

夏至の日の夕陽は
強烈な輝きで世界を照らしてた。

ただただ、美しい。

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