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自祝生活徒然*そろそろ田植えです。

今年も、田んぼに通う季節が到来しました。
新型コロナウィルスも、国中の人たちの努力の賜物で大人しくなりつつあるなか、おかげさまで、今年の田植えができる見通しがたってきました。
というのも、私たちの住まいは国立、田んぼは、南房総の館山。東京駅で中央線から高速バスに乗り換えて、そのまま田んぼの近くのバス停まで通っています。他県を跨ぐ移動になるので、少々危惧していたのです。今年は、高速バスは使わず、レンタカーとなりそうですが。

田植えはできる!と信頼して、7年目のお米づくりに向けて、4月27日に自宅の駐車場に「苗床」をつくり、一万粒の種を撒き、初めて自宅で苗を育てています。

いつか、田んぼが目の前にあるところに住みたいなあ〜という願いが、思わぬ形で実現。このウルトラCを考え出した夫君を心から尊敬。頭上がらず。

今日(5月19日)で3週間あまり。ここ数日の雨でぐんっと育ち、ただいま「3葉」(3枚目の葉が出ている状態。)です。あと10日余りで「5葉」まで育てて、田んぼに運んで、田植えをします。

↑ホントの田んぼみたいに育ってます!

住宅地とはいえ、雀も来るわけですが、映画「蘇生Ⅱ」に感化され、苗床の周りに結界をはり、EM活性液を四隅に置いて見たところ、全く雀は飛来せず、種は食べられずに済みました。ただ、一匹の鳩が通ってきては、飄々と結界を破り、芽が出た苗を抜いたりするので、それを直すのが毎朝の一仕事となりました。なかなか、しぶといヤツです。

我が家は機械は使わず、手で「一本植え」します。
それが、その一粒のお米の持つ最大限の可能性を引き出すことができるようです。とても順調に成長すると、一本の苗から30〜40本の茎に分蘖(ぶんけつ)し、3000粒以上の実が稔ります。小さなお米の一粒に眠る潜在的な生命力に、毎年改めて感動し、力をもらっています。

この春、多くの命がこの地球上から旅立ち、私たちの痛みと恐れが世界を震わせました。そのような中でこうして、元気に生かされている私たち。今できることは、物理的な距離は保っても、命の流れを止めず、大地との繋がりをよりふかめ、どんな形であれ、命を育むことだと思います。

今年の田植えは、新しい未来をつくっていく宣言となりそうです。
そして、その場を与えられた感謝を込めて。

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