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2023年7月26日*フィンドホーン財団からの大切なお知らせ

2023年7月26日、フィンドホーン財団より公式なアナウンスメントがなされました。下記、大切なお知らせです。

個人的な所感は、ひとまず傍に置いて、財団からのアナウンスメントをそのままシェアさせていただきます。本文は財団からのアナウンスメントを通訳の渡辺雅子さんが訳してくださいました。

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フィンドホーン・フレンズの皆様へ

本日(7月26日)、私たちは財団の同僚やボランティアの方たちと
ミーティングを開き、財団が現在の教育活動を今年9月22日をもって
終了し、すべての運営を段階的に縮小する旨を声明しました。

私たちは悲しい気持ちと同時に希望を抱きながら、
みなさんにこのニュースをお伝えします。

私たちはトラスティ―(評議員)たちと共に、過去6か月間、状況を安定化させるために集中的に努力してきましたが、その結果、現在の組織体系の枠内では将来に向けて実行可能な方法はないという結論に至りました。

ご存じかもしれませんが、財団の財務状況は長年脆弱でした。

また、昨今のコロナ禍や火災による損失に加え、最近では物価上昇のあおりを受けて、財務状況は悪化していました。

もし、このような状態のまま、運営を続ければ、財団は主体性を失い、現在の資産や、今後の行く末に関してコントロールができなくなってしまう可能性があります。

これから何か新しいものを生み出していく機会を保持するために、
私たちは今活動を停止し、再建に備えリソースを節約しなければなりません。

多くの皆さんにとって、この決断はショックなこととは思いますが、
まったく予想外のことではなかったかとも思います。
この決断に至ることは決して容易なことではありませんした。

長い時間をかけて熟考しアチューンメントのプロセスを経て、
私たちはこの結果へと導かれました。

この件に関して、私たちは外部からの専門家たちの法的、
財務的アドバイスも多く得てきました。

今日の私たちの世界は、財団が設立された頃とはかなり異なっているのは
明らかです。それは、これまでの時代の『財団』の取り組みを終える時が
来たということでもあります。

みなさんに知っていてほしいのは、
私たちが決して財団のヴィジョンやミッションをやめようとしているのではないということです。

私たちに管理が託された遺産を守り、実行可能かつ持続可能な前進の道を
見出すために、私たちは財団の運営を段階的に縮小するということです。

アイリーンがしばしばガイダンスでおっしゃっていたように、
私たちは組織の中に静寂を生みだし、内側に耳を傾け、次に何が起きようとしていくかに耳を傾けようとしているのです。

向こう数週間、数か月の間、私たちは同僚たちや多くのコミュニティーメンバーたち、長年ファンデーションに貢献してきてくれた組織などと、
縮小後にどんなことが可能かを相談しあうための期間を設けます。 

また、8月2日より1か月間、同僚たちとのグループ相談会を設け、
10月1日までには運営活動をすべて終了する予定です。

教育プログラムと運営終了後は、次の段階に向けて集中的に構想を立てていきます。

私たちのゴールは、将来的に私たちがどのように持続可能な形で運営することができるかを、みなさんと協力して見出していくことです。

私たちの希望は、SCIOをベースにより的をしぼった効率的な慈善団体が生み出され、ファンデーションのミッションを満たし、説得力のある目的や強力な事業計画、適切な承認・規制監督などを対象としていくことです。

来週には、これら変化の詳細をさらに共有するための
オンライン・ミーティングを予定しています。

皆さんにも、このミーティングにご参加いただけければ幸いです。
みなさんのご質問心配していらっしゃることに、できるかぎりお答え致したいと思います。

このミーティングを皮切りに、これから数か月間お互いと協力しあう活動がはじまります。
ただ、この段階ではまだ決定されていない未知数も多々あります。
この調整期間中、皆さまにはどうぞ愛と思いやりをもって財団を見守っていただけることをお願い致します。

私たちの同僚たちにとっては、ここは家であり、コミュニティであり、
スピリチュアルな使命であり、生活でもあることを思いやってください。

困難な決断への責任と苦しみを抱えているトラスティ―たちを
どうぞ思いやってください。

また、この変換期を様々な詳細や複雑さを通して注意深くナビゲートしていかなければならない私たちリーダーシップ・チームをどうぞ思いやってください。

そして、この大きな変化の時をそれぞれにナビゲートしている皆さんご自身を、地域のコミュニティを、さらによりワイドなグローバルのコミュニティを思いやってください。

財団の豊かな過去のレガシーを尊重し、感謝する時をみんなで
一緒にもちましょう。

将来に向けた変容を始める上で、お互いに対して忍耐と感謝の念を
抱きましょう。そして、この変化の壮大なる創造と再生の可能性を信頼しましょう。

最近、私たちはアイリーンの以下のガイダンスの言葉に励まされています。

人生があなたに変化を求める時は、
そこで何が必要とされているかを
はっきりと見てとり、抵抗せずに変化しなさい。

その変化は、実現されるのを待っているより偉大で
素晴らしい可能性をもたらすための踏み石なのです。

私たちが『フィンドホーン財団』と呼んでいる器は壊れました。
(フィンドホーン・コミュニティは健在です。)

その器に入っていた教えや実践、愛は新しい器に注ぎ込まれていきます。これからの数週間、数か月間、私たちはこの新しい器を将来にむけてしっかりしたものに作り上げていきます。そして、どのようにそれを実現していけるかについて、皆さんの考えをお聞きできることを願っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

フィンドホーン財団
資金調達部門長 ショーン・ヴィンセント  
最高経営責任者 テリー・ギルビー     
評議員会理事長 マーク・アンダーソン

よろしければサポートをお願いいたします。ピースメイキングな実験をこれからも持続していくために、皆様のサポートを励みにさせていただきます!