「人の輪に入らずポツンと孤立する人は、『自分は他者と違い、特別高級な人間だ』と主張している。喜びを分かち合うのが、怖くてできないのだ」
独りが好きな人
いつもポツンと孤立していつ人を見かけることはありませんか?
人の輪に入らず、一人きり。
なぜこのような淋しい行動を選ぶのでしょうか?
傷つきたくない
人のあらゆる行動は優越性の追求か、劣等の回避です。
孤立する人の理由のひとつは「傷つくのを恐れる」からでしょう。
人の輪に入るということは、そこに必ず人間関係が発生します。
対人関係で失敗した経験があると、人間関係の中で傷つくことを恐れ、結果として人の輪に入らないことを選ぶということです。
人間関係で傷つくくらいなら、最初から一人でいた方がましだ、と考えるのです。
自分は「特別」で「高級」で「気高い」
別のケースでは、孤立することで自らを「特別」で「高級」で「気高い」と思い込んでいる人もいます。
「俺は群れるのが嫌いなんだ」と一匹狼を決め込んで、大人になっても中二病を患っているケースが、まさにこのケースですね。
アドラーはそれを「孤独と自己陶酔」と呼びました。
人と人とを引き離す感情です。
一匹狼を気取っている人は、「孤独と自己陶酔」という言葉がピッタリだと思います。
無表情な人
まわりが爆笑している時も、一切感情を表に出さず、無表情な人もいると思います。
私は、人を笑わせることが好きなので、こらは手応えがあったというネタでも、無表情でいられると、割と落ち込んでしまいます(笑)
きっと子供の頃に、正直に感情を表現した結果、とても傷ついた経験をしたのかな?と想像してしまいます。
また、感情を隠すことで「特別」で「高級」で「気高い」自分を表現している場合もあるでしょう。
一人では生きていけない
人間は自分一人の力だけでは生きていけない、とても弱い存在だと思います。
生きていく上では、必ず人間関係が発生します。
アドラー心理学を学ぶことによって、人間関係は決して苦しいことばかりではないことが理解できると思います。
私自身も、アドラー心理学と出会って随分と救われました。
孤立している自分を見つけたら、人の輪に飛び込む勇気を持ちましょう。
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