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「人の心理は物理学とは違う。問題の原因を指摘しても、勇気を奪うだけ。解決法と可能性に集中すべきなのだ」

勇気をくじく行動

勇気をくじく行動とは、相手の問題探しをしてダメ出しをすることであり、原因究明の名の下に、失敗した者を吊るし上げ、責め立てることです。

これら勇気くじきを行う親や先生や上司たちの多くは、それらを「よかれ」と思って行っています。

よかれと思えない時はパワハラの可能性大

「よかれ」の域を超えていると感じた時は、その行動はパワハラの可能性が大きいと思います。

例えば、会社の公の会議で、課題進捗状況が予定通りにいっていない理由を詰められて、吊るし上げるという公開処刑があげられます。
私も経験があります。

多くの人の前で吊るし上げると言う行為は、勇気くじき以外の何物でもありません。

あとは1on1で上司から、問題点を指摘されて「やる気あるのか?」「このままじゃあこの組織にいられないよ」「何のために役職手当もらってるの?」などど詰問された経験もあります。

今考えると明らかなパワハラですね。

上司は上下関係を利用して、私に対して明らかにマウントを取りにきていました。
異論を唱える余地を与えず、完全に支配されていました。

パワハラでの注意点

パワハラが完全な支配体制の下で行われたいたら、それに屈しないと態度表明をすることは、揺るがぬ決心が必要だし、とても膨大なエネルギーが必要となり、メンタルに大きなダメージを受ける可能性が大きくなります。

なので、自分のメンタルに危険を感じたら、先ずはその場から離れて逃げる勇気が必要だと思います。

労働組合があれば相談してみるのも一つの方法でしょう。

もう一つの注意点は、上司からのコミュニケーションを、何でもかんでも「パワハラだ!」と騒ぎ立てることです。

これを「ハラスメント・ハラスメント」(略称:ハラハラ)と言いって、部下から上司に対する立派な「パワハラ」になります。

勇気づけを行うアプローチ

勇気をくじかれた私たちは、困難に挑戦することをあきらめて、課題から逃げ出すようになってしまいます。

勇気づけを行うのであれば、心理学的なアプローチを行わなければなりません。

その場合は、原因究明に割く時間をゼロもしくはほんのわずかにして、解決法を考えることにほとんどの時間を使うこと。

可能性に集中すること。

それが勇気づけにつながるのです。

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