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「人は失敗を通じてしか学ばない。失敗を経験させ、自ら『変わろう』と決断するのを見守るのだ」

結末を経験させる

もしも子供が片づけをしようとしない場合であれば、叱ったり脅したりして無理矢理片付けさせても、子供は片づけを覚えないでしょう。

そうではなく、叱らずに放っておく方が効果的です。
子供は片付けなかったことにより、自分がほしいおもちゃを探すことに苦労するでしょう。

そして片付けておく方がはるかに探すのがラクであることを学習するのです。

息子に対しても勉強しろとはもう言わない

私の息子は大学に8年も通っています。
薬学部なので6年制ですから、2回留年しているのです。

担任の教授や、私からどんなに言われても、本人から本物の危機感は感じられません。

なので、私からはこのままの状態が続くと、どのような結末が待っているのか事実だけを伝えて、もう勉強しろと言うのをやめました。

薬剤師になるかどうかは息子の課題なので、どんなに親がうるさく言っても、それは息子の課題に踏み込んでいることになり、返って悪い影響を与えてしまうと考えたからです。

大人にも当てはまる法則

人は失敗から学びます。
仕事でも、様々な失敗を経験して、そこから学ぶことは多いと思います。

ですから、職員育成を考えると、多少のリスクは承知の上でどんどん仕事を任せることが大切です。

一度や二度の失敗を恐れて何もさせないよりも、わざと失敗させるくらいの気持ちが重要です。

上司の覚悟も必要

上司が部下の失敗の後始末を嫌がって、仕事を任せないでいるといつまでたっても部下は成長しません。

上司は、私が責任を取るから、部下に思い通りにやらせるくらいの覚悟が必要だと思います。

職員育成に責任を持つとは、そうゆうことだと思います。

できるようになってから任せるのではなく、任せるからできるようになるのです。


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