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大切なひとの大切なもの

雑草取りが徐々に苦ではなくなって
お庭で作業する時間も増えていき

せっかく庭仕事するなら、雑草を抜くだけじゃなくて
お花なんかもあるといいなぁ…と思うようになりました。

しかし何も知識がなかったので、ガーデン屋さんに行き、可愛い!と思った花苗を迎えては枯らし…の繰り返し。

枯れるたびにまた失敗かぁ…とガッカリするのでした。

それでも、唯一知識が無くても手をかけていなくても、毎年咲いてくれているお花が我が家にはありました。(お花というよりも低木ですが)


実家から譲り受けた紫陽花です。
お花を育てることが大好きな祖母が、育てていた紫陽花。

雑草が生い茂る時期、追われるように草取りばかりする私を鮮やかな色で満たしてくれるのでした。お花を枯らしてばかりいる私に自信も分け与えてくれたように思います✨


祖母が大切に思って育てていた紫陽花。
そんな風に思うと私も大切にしたくて…

祖母と私の「大切にしたいもの」が、この紫陽花を通してぴったりと重なっていました。

お花を切って部屋に飾ったり、友達にプレゼントしたり。

部屋にお花があると、心が潤うし、プレゼントすると喜んでもらえる。

笑顔が増える感じ、なんかいいなぁ💓と…
ちっちゃな喜びが生まれて🌱
ちっちゃいけど、ものすごくあたたかい幸せが、自分のものとして確と感じられました。

そして、私はお庭が好きだなぁ…と😌

ゆっくりだけど紫陽花の季節が巡るたび思うのでした。

ただ自分の欲を満たすだけの「好き」ではない
心の奥底から、ワクワクするような「好き」にはじめて向き合えた気がして

自分が好きだな、と思うものをちゃんと、大切にしたい。誰になんと言われても、誰の評価も気にせずに大切にしたい。

そんな気持ちが芽生えると、身近にある私にとって大切なもの、大切なこと、大切な人…それに関わるものへの感謝まで生まれてきました。

とくに、息子と夫。

息子の好きなおもちゃ、好きな事で遊ぶ時間、夫の趣味の時間…

「私ばっかり大変な思いをして頑張ってる…」という心境では、彼らの好きなもの、好きなことは私の仕事をさらに増やすもの、予定を狂わすもの…(ひどい話です。苦笑)敵でしかなかった。

でも、自分に好きなこと、大切にしたいものができて、初めて彼らの大切なものも大切にしてあげたいと思うようになったのです。

大切な人の大切なものだから…🤲✨


庭に向き合いながら、私は自分と向き合っていたのでした🍀

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