「コロンブス」騒動にかんする村本大輔さんの投稿について

 郭辰雄さんによるFacebook書き込み <在日コリアンやマイノリティに寄り添ってきた村本さんの「コロンブス」騒動についての投稿…> を山田修さんのシェアによって知り、それに導かれてnote記事 <お前らが正義の何を知ってる? 村本大輔 2024年6月17日 03:21 https://note.com/muramoto/n/n8fc366c11a51?sub_rt=share_h&fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR0lKlgRaxI3dwRu_teXh0rxvyuUHbEDSJoYGF0ISfw-GTj8el1ySDnCrPQ_aem_ZmFrZWR1bW15MTZieXRlcw を読んだ。知らなかったことも書かれていて学びになった。その段落ごとに同意や納得が続く。読みやすく、内容が伝わりやすい、優れた文章と思う。ただ最後(結論)の段落とタイトルには強いインパクトを受けるとともに、違和感をも覚えた。日本でも諸外国でも広がる社会の分断をいっそう深めてしまうという、それは危惧の念にほかならない。
 「正義」を自己肯定と他者否定の文脈でかかげると、しばしば否定される側への攻撃と受け取られ、反発を招くだけに終わってしまう。<今回のことで「行き過ぎた正義だ」と言っている人たち> には、内なる植民地主義の暴力性に気づいて変わっていくよう私は期待する。その変化をどうしたら効果的に促すことができるのか、批判する側もその表現に工夫を重ねていかねばなるまい。ミュージシャンや映像作家たちには、差別を減らし、なくしていくことに結びつくような優れた作品を今後も生み出していってほしい。(2024年6月20日 横山正樹)


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