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諏訪部利夫(平和交通 取締役社長) ―地域交通に欠かせない存在でありたい


諏訪部利夫(すわべとしお):国家公務員を経て30 歳でコンピューター関連の会社を起業。 順調に推移していた事業もバブル崩壊を境に業績が落ち込み、苦心しながらもなんとか事業を継続してきたが、46 歳で事業を承継し会⾧職に退き現場からは離れることになる。3年間ほど仕事から遠のいていたが、社会の一員として仕事の必要性を感じ、自宅近くにある平和交通に入社。


入社経緯

本当にたまたまのご縁という感じです(笑)
もともと 30 歳で起業しコンピュータ関連の事業をやっていたのですが、バブル崩壊と共に業績が落ち込み46 歳で現場を離れるようになりました。もともと人と話すことは好きでお客様と近い距離で仕事がしたいなと思っていた頃に、自宅に近く通勤がしやすい平和交通に入社をしました。

ー社長になりたいと思い始めたのはいつ頃ですか?

50 歳前後で乗務員から入社したこともあり、正直まったく社長になりたいなどの考えは社長職の指名を頂くまでありませんでした。只、乗務員として働き始めてから楽しくなり売上上位を目指すようになりました。当時の売上上位者と仲良くなるなかで「意外とトップになるのもありなのかな?」と上に登るイメージもついてきましたね。

社長室の様子。スポンサーの仙台89ersのノベルティが輝いています!

ー入社後の思考の変化について

入社当時は「いつでも辞められるし、まずはやってみるか!」という軽い気持ちで入り ました。事業をしている頃と違って給与をいただく立場になり、新鮮な気持ちでありがたみを感じることもありました。まったくの未経験でしたが異業界についてむしろ楽しみな気持ちもたくさんありましたね。

こんな私もふとしたきっかけで入社し、社長となっているので今後も「経営幹部候補」として募集をかけていく予定であり、これからトップを目指したい!という気持ちで入社する方は大歓迎です。

タクシー業界で感じるポジティブな点、ネガティブな点

ーポジティブな点
仕事内容としては、あまり皆さんイメージが湧かないかもしれませんが乗務開始後はタクシー車両という個室が与えられる感じです。だから、「自分の世界」に入って仕事ができるのでこんなにいい仕事は他にないと思っています。制約はあまりなく自分の ペースで仕事を進め、お客様と接することができる。マイペースな方にはもってこいの 仕事だと思います。

ーネガティブな点
最近は以前よりもかなり認知も改善されていますが、やはり一般的に見てタクシー乗務員の地位がまだまだ低いと認識されていることです。 仕事をひととおり経験して、リタイアした後に仕方なくタクシー乗務員を選択する、という考え方が主流でしたが現在では新卒学生がタクシー乗務員として数百名も入社する会社があるくらい実態の地位は改善されつつあるのかなと思っています。

弊社でも、2年前から複数の新卒学生が入社して来ているほか、中途採用でも元警察官、営業マン、経営者、大手企業役員など実態はとても優秀な素敵な方々が多く入社されております。「タクシー乗務員の地位」、その点はぜひ皆さんが入社する際も安心してほしいところと、ご一緒に更なる向上を目指したいですね。


タクシー業界で働く魅力をもっと伝えたい!と熱量をもって話す諏訪部社長


平和交通の魅力

まず働く環境についてです。

弊社は地域住民の方々にご指名いただいている点やアプリ配車なども一般化してき て、よりお引き合いをベースにした活躍の機会が広がっています。一般的にタクシー 業界だと給与は「歩合制」なっており、「流し営業」といって車を走らせてお客様を探す方法が多く、高い売上を上げるには見合った能力などが求められます。
しかし、弊社は多くの配車依頼とアプリ配車で1台あたりの売上が高水準にあり、より多くの給与を安定的に支給できる環境が整っています。又、入社乗務員の研修制度がしっかりしており新人の方も安心して乗務を開始することができます。

また、我々は80台のタクシーを保有しており、地元では目にする機会も多いこともあって、地元の交通を支えるタクシー会社と認知いただいております。他の会社ではなく平和交通をあえて選ぶということをよく耳にしており、身近にいて当たり前な存在とな っているのは本当にありがたいことです。町内会とも懇意にしており防犯にも寄与していることも我々の価値の 1 つだと考えています。

次に働く仲間についてです。
社員の人柄について、高収入が得やすいことが影響しているのかもしれませんが本当に良い方が多いと実感しています。もちろん人ですから様々な性格の差こそあれど 悪い人はいないと私は断言できます。昭和の頃のタクシー会社はサービスの質が低く、当たり前のことをやるだけでお客様に喜ばれる時代もありましたが、今は全体的に質の底上げが行われて、よりサービスを追求するようになった為とてもいい雰囲気で勤務いただくことが可能となっています。
社員を守るためにお客様の無謀な要求があった際は、毅然とした態度で接し今後のご利用をお断りするなど、社員を守るためにできる限りの環境づくりを行っています。

今後のビジョン

ーAIとの共存
タクシー業界については 10 年もしないうちに AI 運転が市民権を得てくるとか考えており、少し飛躍しますがドライバーのいないタクシーが目の前を何台も走っている光 景が当たり前になってくるのではないかと思います。
では、その時にドライバーが不要 になるかというと、乗車中の会話などを楽しみにしているお客様が高齢者を中心に一定数は存在し続けるものと判断をしています。
そのような需要に対応できるホスピタリ ティは引き続き必要とされ、タクシー台数の半数ほどはホスピタリティ乗務員に指名が 入るという風にイメージしています。だからこそ今はAI が発達しても地域の皆さんに 喜んでいただく、選んでいただけるような良質なドライバーを育成していく必要があり ます。昨年より新卒採用に舵をきったのもその理由の一つです。

ー社会的な価値
高齢化や介護の問題などは弊社としても目を瞑れない問題だと考えています。介護タクシーなどのより社会に必要となる形態に注力していきたいと考えており、既に5台 介護対応が可能なトヨタのジャパンタクシーを導入予定です。

また、タクシー業界単体では今後の拡がりも乏しいと考えているため他の業界とのコラボレーションも取り組んでおり食品関連では既に実績を作れています。もちろん新しい施策を実行するにあたり、コスト面で見込みがあることは重要でありお弁当業界とのコラボ案件など今後も他の会社を巻き込み新たな業態を作り出していく予定です。 ただ、売上を追求するのと同時に社会的な価値創出も重要視しています。

例えば良質なドライバーがいることで「他業界の顧客送迎などを担当する」、働き方の多様化に対応するために運行管理・車両管理資格保有者による、他業界の「人手不足の解消を担う」ための管理受託などは取り組んで行きたい大きなテーマです。

物流については”すぐ運べる”強みがあり、狭域についての分単位の運送は、宅配便などには無いタクシー業界ならではかと思います。あとはグローバル化への対応に対して、旅行でいらした外国人に対しての観光タクシーがありますが、グループの函館では英語が堪能な社員も育成中であり、平和交通でも積極的に推進していきたいと考えています。

ー一緒に働きたい方

やる気がある方はまずはどなたでも大歓迎です!
インバウンド対応の観光ドライバーとして働きたいと考えている方には、外国語を使って観光案内ができるようにサポート構想も考えています。
現在、観光で来日される方の僅か約0.6%が仙台に来るとの統計が出ていますが、街の魅力と観光ドライバーの認知が拡がればここからニーズが増え、大きく来仙数は伸びて来ると感じています。 もちろん、そのための語学学習のサポート構想は欠かせないものと思っています。

もしあなたが年配の方であれば、第二、三の職場として働きやすい職場であると自信をもってお伝え出来ます。未経験でもしっかりとお受入れして活躍いただく環境があるため年金の足りない部分を補いたい、受給するまで短期間でも働こう、という考え方でも大歓迎です!働き方も多様化しているので短い時間で効率よくご勤務いただくことも可能です。

もしあなたが子育て中の女性の方であれば、お子様が急に熱を出したなどの緊急時には大切な家族ことを優先すべきと考えています。お申し出を頂くだけで周りや会社に気を遣うことなく早退が出来ますので安心して勤務することができます。もちろん、お子様がお休みの土日や祝祭日も休日を合わせることが出来ますので、大切なお子 様とのお時間もたっぷり取れ充実した日々を送れると思っています。

どのような境遇の方も、ぜひいちど弊社について知っていただきたいと思います。まずは説明会にご参加してみてくださいね。


社員との距離がとても近いです!なんでも遠慮なく相談してくださいね。

平和交通では一緒に働く仲間を募集しています。
まずは、下記よりご応募お待ちしております!
https://hk-grp.or.jp/publics/index/116/


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