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危機的なビタミンD不足

98%の日本人がビタミンD不足、東京慈恵会医科大学が国内初の基準値公表

これはコロナが流行ってからの問題ではなく

10年以上前から年々と増えていた問題です。

デスクワーク、在宅ワーク、インドアの遊びが増え日光浴不足

食生活の欧米化などなど…

様々な要因が相成っていると思います。

アメリカの様に全国民をカバーする公的医療保険制度が無い国は

病気になる訳にはいかない、という健康意識も高く

サプリメントなどで栄養補助をおこなう人も少なくありません。

日本に於いては、情報源がTVに偏ってしまうと

その画一化された情報により合わない事をしている人も少なくない。



ビタミンDを豊富に含む食材は比較的限られていて

脂に富んだ魚や魚卵、卵黄、そしてキノコ類などに多く含まれる。

ただ、水銀濃度が高いマグロやコレステロールが高い魚卵

高ヒスタミン食である青魚や卵など…


※最下 参考書籍より

上手に摂取するのが難しい栄養でもあると感じます。

ビタミンDは脂溶性であり、脂肪細胞に蓄積されるので

ある程度の量を食べれば毎日食べなくても

体内保留期間が約2週間と比較的長い。


つまりビタミンB群のように水溶性では無いため

過剰摂取しても尿として排出されず、脂肪に蓄積するので

サプリなどでの過剰摂取は注意です。

血中カルシウム濃度が高くなり、体内の軟部組織の石灰化を招く恐れがある。

今は栄養療法を専門でおこなうクリニックもあるため

専門家に相談するのが一番だが、

オーソモレキュラーの書籍を読むなども健康管理のための

大切な知識になると思います。

前述したビタミンDにも、ビタミンD2(植物由来/キノコなど)や

ビタミンD3(動物由来/魚など)があり、

日本人は年齢問わず、ふたりにひとりの割合で血中ビタミンD3濃度が

年々低下しているとされます。


ビタミンD3は、免疫調整ホルモンとしての役割も担っていて

国民病といえる花粉症も、ビタミンD3不足が一因ともいえる。


栄養からの摂取だけでなく、太陽光に当たり

皮膚でビタミンDを合成できるので適度な日光浴は必要です。


しかし、これが意外とハードルが高く(特に女性)

屋内で窓越しに日光を浴びても生成されないため

直射日光で週2回以上、30分以上外にいなければ体内生成されないという。


ビタミンDはメンタルに与える影響も想像以上に大きい。

血中ビタミンD3濃度が低くなると(日光浴の合成が減ったと仮定して)

身体は冬がきたと勘違いして、省エネのため怠くなり(冬眠のような…)

鬱に近い状態になるようにつくられている。

日照時間が短い北欧は鬱病が多いことでも知られています。


産業革命時、霧のロンドン。

ノートルダムの背むし男もまた

日射量不足のビタミンD欠乏からのくる病と考えられる。


だからと言って、ガンガンに日光を浴びてよいものでもなく

近年は紫外線量もかなり高くそれはそれで問題なのです。

知人に造園業のかたがいるが、近年の太陽エネルギーは異常に強いと

言っていた。日々植物達の変化を見ている人は太陽の変化にも敏感なようです。


近年は6月など早い段階で熱中症が増えている

この太陽エネルギーの強さも無視はできません。

さて困ったもので、ビタミンDの摂取経路はどうしたらよいものか?

もちろん上手に安全な鮭やら煮干しやらで摂れればよいが

私は室内仕事で日光浴が難しいため

時と場合により、ビタミンD3だけサプリメントで摂取しています。


ちゃんと学ばないと、サプリは自己判断で摂り続けるのは

デメリットになる場合もあるため

出来れば食事で。または専門家に助言を得る。

書籍でしっかり学ぶなど。

上手に摂取すれば、その有用性は大きい!



参考書籍

ビタミンDは長寿ホルモン 医学博士 斎藤嘉美 著 ペガサス

高城式健康術55 高城剛 著 光文社新書

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