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味わいのある人生
ここ最近の数週間だけで
“味覚障害”というキーワードのお客様が3名いらした。
皆、コロナ陽性後にそうなったと言う。
味覚障害も大きく2つに分類され
味を伝える神経の直接的な障害による“一次性味覚障害”と
他に原因があり味覚に障害が生じる“二次性味覚障害”がある。
一次性の原因には、顔面神経の障害、聴神経の腫瘍、ベル麻痺、ハント症候群などが挙げられ
二次性の原因には、薬剤性味覚障害、亜鉛欠乏性味覚障害、心因性味覚障害、その他などが挙げられる。
風邪などで嗅粘膜が障害を受けて味覚障害を起こした経験は
割と、どなたも経験したことはあるのではないかと思うのですが
この場合は、9割以上が2週間以内に治癒していくとも言われます。
この期間中に治癒しない場合は、多角的視点を持った信頼できる医師などに相談
するのも早期回復のために受診も必要かと思います。
では、この数ある原因の中でも心因性味覚障害とはどんな心理背景で起こる可能性があるのかを
考えてみたいと思います。
症例としては3名は少な過ぎてあまり参考にはなりませんが(^_^;)
当院での視点で共通性を見出してみました。
3名様とも、西洋占星術でいう“水のエレメント”の星座でした。
【蟹座・蠍座・魚座】
水の星座の特色は
感情的・情緒的・受容的・共感的
依存的・敏感・おだやか・公平など…
![](https://assets.st-note.com/img/1690694976470-Ely3E3dTlj.jpg)
算命学で見ると
3名様とも、辰巳天中殺、北天運が一致。
十大従星は、司禄・玉堂・龍高など
保守的、忍耐的な星の影響が共通する。
辰巳天中殺の人は、苦しくても現実から逃避せず
忍耐的な人が多い。
自分の心を表現する言葉や表情が苦手。
自分で自分を剋す位置なので、自己葛藤が強いタイプ。
6種の天中殺の中で一番アップダウンが激しいともいえる。
北天運とは、精神分野の人。
思考が先行し、理屈を述べるが行動が伴わないことがある。
![](https://assets.st-note.com/img/1690694995974-P6Jd9tzfpm.jpg?width=1200)
キーワード
忍耐、保守、保護、過保護、心配
共感、母性、お人好し…
保守、保護能力もとても大事な事ですが
行き過ぎる、やり過ぎることで問題が生じる。
共感もやり過ぎると
他者基準の人生になってしまう恐れがあるし
保守、心配も過剰になってしまうと
何事も未然に防ごうという思考が働き
少しでもリスクのあることは実際に行動する前に
思考完結で回避するようになる。
『人生の味わい』とは何だろうか?
日本には昔から味覚に関係した表現がある。
・酸いも甘いも
(「酸いも甘いも知る」の略。 経験豊富で、甘い経験にも苦い経験にも精通しているさま。)
・辛酸を嘗める
(つらく、苦しいことを経験する。)
・苦い思い、苦汁を飲まされる
(過去のつらく、苦しい生活。)
・辛い(からい)≒辛い(つらい)
“からい”と“つらい”は同じ漢字。
・しょっぱい顔、しょっぱいことを言う
(情けない、恥ずかしい、嫌な、などの転用としてつかわれる)
・塩対応
(万人に全て良い顔をする必要があるのだろうか?逆に塩対応とは自分軸がしっかりしている人なのかもしれませんね)
つまりは、一見こういったネガティブに捉えられる経験でも
それらを経験することで人生に深い味が出てくる。
当然、そういう経験をすれば、後に同じような状況の人がいれば
気持ちを理解できるから、やさしくなれる。
『若いうちの苦労は買ってでもしろ』という言葉の裏には
こういった深い背景が込められているのだと思います。
東洋の五行説では
木・火・土・金・水 という5つのエレメントに色々あてはめる。
臓器も感情も味覚も…
木 ⇒ 肝臓、胆嚢、怒り、酸味
火 ⇒ 心臓、小腸、喜び、苦み
土 ⇒ 脾臓、胃、憂い、甘味
金 ⇒ 肺、大腸、悲しみ、辛味
水 ⇒ 腎臓、膀胱、恐れ、鹹味(しおからい)
感情は湧き出てくるものだから止める事はできない。
だから、無理に蓋をしたり、無理に人と比べて自己否定的になったりするのが問題。
自分自身の個性を知り、自己肯定感を持ち、そして
発散したり、しかるべき方向にエネルギーを向けたり、
バランスを意識してコントロールするのが大事かと思います。
では逆に表面上のネガティブな現象だけを捉え
未然にこういう思いをしないような対処(封じて)ばかりしていると
『味わいのない人生』≒ 『味覚障害』になってしまうリスクもあるかもしれませんね。
という心因性という面からみた考察でした。
辛い仕事をした後だから、美味しいビールを飲む喜びがある。
悲しい時に、寄り添ってくれる人のやさしさを知る。
恐れという感情があるから危険を回避し、命が守られる安堵がある。
※あくまでも個人的な主観も入った解釈なので、なんの科学的根拠もないお話しなのでご了承ください。
時代も変化の過渡期。
2026年、風の時代に完全移行するとも言われていますが
情報社会、シェアする社会、個人の価値の創造。
風のエレメントの特徴は
精神的・知性・社交的
合理的・分析的・一歩引いて全体をみる
情報はクラウド上で管理され
皆インスタなどで情報のシェア
各々なりたい自分になれる仮想現実世界。
(コスプレとかがその布石では?)
日本独自の精神文化の見直し
AIによる合理化、分析化、画一化
どれも陰と陽の側面があり
バランス感覚が求められる。
苦労なんて、古臭い概念になってしまうのかもしれない。
近い未来にはAIが働き、労働という概念がなくなり
個々人はクリエイトする作業だけが
自分の生きていく価値観になるのかもしれない。
答えなんてわからない
温故知新、多様性
だから一生懸命、自分自身を見失わずに中今で生きていくんだ!
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