手を抜かず、気を抜かず~今年の抱負~

2020年は「手を抜かず、気を抜かず」を心がけたい。

元々細かいことを気にしない性格で、自分にも他人にも大らかだ。それはそれで自分のいいところだと思っているが、ここ数年は後輩にばかり囲まれる環境で、手も気も抜きがちだった。周りに助けられたり体力や勢いで乗り切ったりしたけれど、そろそろ落ち着きたい。

元日は高校時代からの友人と初詣に行った。ふたりとも初めての東京での年越しで、人の多さに少々圧倒されつつ赤坂の日枝神社へ向かった。思ったよりさくさく進む列に喜び、お参りをしてお守りの列に並んだが、そちらもなかなかの長さで諦めてみくじの列に並んだ。干支みくじや恋結びなどもあるなかで、スタンダードなみくじを引き、出たのは小吉。まあ大切なのは書いてある内容よ、と読んでみると

病気 重し、医者にまかすべし

旅行 苦あって利なし

などなかなかに厳しい。運勢には「とかく苦労を免れがたいが、精を出してかせげば利を得るに至る。将来は行く先々にて幸運あり。」とある。どうやら今年は苦労するようだ。初詣に引くおみくじはその年の指針を示すらしいから、これはこつこつと頑張るしかない。毎年チャレンジするような目標を立てがちだが、意識せずともチャレンジしがちな性格だからこそ、目の前のことに向き合って丁寧に物事を進めることが大切な時期なのかもしれない。

ところで、これを書いているのは1月2日の23:00前だ。今日は東京から実家のある鹿児島に帰ってきた。今日は前回成田空港でターミナル間を全力疾走した反省を活かし、規定の時間の2時間前に空港に着いた。21Cだと思い込んでいた席も、一応再確認すると23Cだった。こういうひと手間がトラブルを防ぐ。

ただ実家のお仏壇の蝋燭に火を付けようとして、ライターで右親指を炙ってしまった。とっても痛い。これは防げた怪我だ。お風呂から上がりスキンケアセットを開くと、東京の家から持ってきた保湿クリームがねっとり漏れている。これも昨日の夜、”蓋閉まってるかなあ、閉まってない気がするなあ”と思いながらも確認せずにまあいいやとベッドで諦めた記憶がある。朝起きたら蓋のことは忘れていた。”危ないことになりそうだな”と感じつつ、止めずに流れに任せてしまうのは私の悪い癖だ。

今年は面倒だなと思っても手を抜かず、そろそろ終わりだと思っても気を抜かず、ひとつひとつ積み上げていこう。常にそのときの最善を尽くそう。おみくじには

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父母は我が家の髪 吾が神と 心尽くしていつけ人の子 宣長

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ともあった。お正月、まずは遠くても会える親戚には会いに行き、昨年の感謝と今年もよろしくと、伝えることから始めるとしよう。

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