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意外に簡単に作れちゃう新規ビジネス

結構大型のシステム開発案件を受注させて頂いた。
特にコロナ禍以降に頂いてきた新規受注案件のうち、結構な数が助成金・補助金が絡む案件だった。

今回受注頂いた案件は、グローバル越境 B to Bマッチングシステム+グローバルマーケティングなのだが、それは「事業再構築補助金」という新規事業創設に伴う性格のものらしい。

この他にも、未だにExcel+クライアントサーバーのローカル環境で、売上・仕入れ・在庫・工程管理等を行っていた会社様に対し、クラウド管理のプチインフラシステムを構築したり、運送会社さんのドライバーさんが手書きで上げてた日報を、ドライバーさんのスマホでアクションごとにタップしていただくだけで日報フォーマットに自動反映させるシステムといった、「DX(デジタルトランスフォーメーション)化に伴う補助金」案件などもあった。

行政は企業に対しDXや新規事業創設を望むし、コロナ禍で一気に時代がぶっ飛んだことで、ITスキルの乏しい経営者や社員はどんどん立場が弱まるので「これを機に!」と考える企業様の背景も想像できる。

たくましいと感じたことは、実際に助成金を申請し、自社用のシステムを私共に発注してくださった企業様の社長が、この経験を活かし展開を始めたこと。
デジタル化が遅れている取引先に対し、通常は行政書士の方なんかが得意であろう「助成金申請支援」として、私共のシステム開発を営業し始めてくれた。

私共からしても、見込み客をご紹介いただき受注につながれば、こんなにありがたいことはない。
開発費用はそこそこの金額になるので、この社長に営業支援費として私共からコミッションを支払うので、一つのビジネスとしても成立する。
営業支援費交渉で、1件で結構な金額の利益を出せるのなら、かなり儲かることも可能ではないかと思う。

起業するには猫も杓子も「やれ、ITスキルだ、プログラミングスキルだ」と、横へならえの一辺倒だが、「自分にできること、新たに得た知恵」を武器に、見込みクライアントを開拓することやマーケティングさえできれば、ビジネスでも副業でも成り立ってしまう。
なんならコンサルタントってそんな人も多いのではないだろうか。

この姿勢に感服した私達は、「すぐにでも自分達のみでできること」を考え、早速自動営業システムをプログラミングすることに決めた。

チャンスはそこらじゅうに落ちている、それをチャンスと見極められるかのセンス。
改めて考えてみようと思う。

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