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カナダにオーロラ見に行く①出発編

①オーロラ見に行きたい

いよいよ2016年の旅行の話をしましょう。
うっかりと2021年になってしまいましたので5年前です。現在に追いつくことはあるのだろうか…!?

さて、今年も例の友人が「オーロラ見に行きたい」と言い始めました。

我々が旅行に行くのは大体シルバーウィークあたりなのですが、オーロラって実は8~9月でも鑑賞できるそうです。
一般的にオーロラが見られるイメージの強い冬でも勿論鑑賞できます。しかし、オーロラが見える緯度ともなると冬はマイナス20度以下の世界。それが8~9月なら東京の冬程度の寒さなので、いつもの防寒着で対応可能というワケです。

なるほど、確かに肉眼でオーロラを見てみたい。

言い出しっぺの友人が今年も色々なプランを提示してくれまして、オーロラを見に行く場所はカナダのイエローナイフに決定されました。

オーロラを見に行く…なんてロマンチックな旅だろう…

そのロマンチックさはよせばいいのに新婚旅行の行先を自慢してマウント取ろうとしてきた上司を返り討ちにするには充分な威力です。
よせばいいのに(でも言う)

さて、旅行に向けてコスプレイヤーの妹から一眼レフカメラを借りました。
安物のコンデジではオーロラを捉えることができないからです。

一眼初心者がいきなり撮るのは難しいから出発前に練習しておけと言い含められたので、露出を上げすぎたりやけに精細に写ったりしている地元の写真を量産したりしながら旅の準備をしました。

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一眼レフで撮ったスープストック(無加工)。
うーん出来栄えがわからないけど、とりあえず普通に見られるものを撮れるようにはなった。

まあオーロラは普通の撮影で撮るものじゃないですが、カメラの取り回しも覚えたことだし早速出発していきましょう!

②成田~カルガリー

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さて、今回も団体ツアーです。
成田空港でチェックインを済ませ、旅の仲間&添乗員さんと初対面を果たします。
ちなみに今回は一緒にイタリアに行った友人Aと2人組です。

3度目の長距離飛行機ともなれば対策はバッチリ。
ペルーは私たちを確実に強くしてくれました。

旅行者レベル、5くらいにはなったんじゃないでしょうか。

イエローナイフまでは
成田 ⇒ カルガリー ⇒ イエローナイフ
という乗り継ぎです。

乗り継ぎの時間を含めなければ、飛行機に乗っている合計時間は片道約12時間。去年は片道20時間も乗っていたことを思えば楽勝です!

そう、乗り継ぎの時間を含めなければね!!!!

成田⇒カルガリー(10時間)を比較的体力を残して突破し、カルガリー空港(カナダ)へ降り立った我々を待ち受けていたのは7時間の待ち時間。

いや、行程表で知ってましたけど、7時間も何してたらいいんだろう…。

まあ旅行でハシャいでるので、最初こそウインドウショッピングしながら楽しくぶらついていたのですが、次第にお腹が減ってきます。

何か…何か食べなければ…
様々な壁を乗り越える努力を厭い添乗員つき団体ツアーに参加している我々なので、自由行動すると素の戦闘力の低さが露呈します。

食べられそうなものを並べている店を探して、英語のメニューを正しく発音できているのか不安になりながら読み上げて注文する心細さときたら!

ペットボトル飲料を買うとか、とりあえずカウンターに差し出せば欲しいものを察してもらえる系の買い物よりはややハードルが上がるのです…

で、ラップサンドとかパニーニを売ってる店で恐る恐る注文したものがこれ。

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サルサソースとサーモンと玉ねぎ的なものが巻かれたラップサンドをパニーニにしたもの。

正直に申し上げますが、カナダは味覚的にアメリカの仲間だろうという偏見があったので、食事について特に期待していませんでした。
(※アメリカに旅したことがないので実際のアメリカ飯そんなに悪くないのかもしれないですが、日本で食べられるアメリカンな食べ物があんまり好きでないだけです。。)

それがどうでしょう…うっっっっっっまいんですよ………

友人は別の味のパニーニを頼んでいたので少しちぎって交換して食べましたが、そっちも美味しい~!
いきなり美味いものに出会えたのでカナダの食事への期待度がガン上がりしたのですが、この後のカナダ飯も期待を裏切らない美味しさでした。

調べたらこのJUGO JUICEというお店は健康スムージーの店で、やや高級志向のファストフードのようです。覚えたぞ…JUGO JUICEは美味しい…次行く時があったらスムージーも飲んでみたいものだ…

通りすがりにあった店が思いがけず美味しいのは本当にラッキーでしたが、7時間何して過ごすのかという問題は片付きません。

普通に考えたら仮眠すればいい気もしますが、カナダは安全な国と聞くもののベンチで寝て大丈夫なのか…!?
いや寝てる人いるけど、せめて添乗員さんか仲間のツアー客の皆さんと早めに仲良くなって荷物を見張り合える関係になっておくのだった…。

そしてここで寝てしまうと後で時差ボケがつらいのもわかっているので、寝るに寝れない私たちは睡魔と闘いながら空港のWi-FiでFGOの周回をしていました。

なぜ…どうしてそんな更に眠くなりそうな作業を……()

今にして思うけど、たぶん仮眠のために用意された荷物を預けられる安全な場所があったんじゃないかしら…。次はもっとちゃんと待ち時間対策しよう…

③カルガリー~イエローナイフ到着

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これはおそらくカルガリー⇒イエローナイフの飛行機に向かう途中の滑走路から撮った物です。夕日が綺麗だ…。

7時間の待ちをなんとか耐えた後、イエローナイフ行きの小型ジェットに乗って2時間。そこはもうイエローナイフ空港です。

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氷に突き刺さったアザラシを追うシロクマが手荷物受取場でお出迎え!
なんで突き刺さってるんだろう…ねえ今どんな気持ち?

到着したのは現地時間の確か22時くらい。写真に写る人々の服装からわかるように、既に冬の寒さです。

ホテルに向かう道すがら、カナダやイエローナイフの基礎知識について添乗員さんに教えてもらいます。
全然知らなかったけどカナダは世界で一番湖が多い国で、イエローナイフにはカナダで2番目に大きく、水深は北アメリカで一番深いグレートスレーブ湖があります。

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でけー!

その面積は27,200 km²。日本の中国地方より少し小さいくらい?
琵琶湖の40倍くらいです。40倍…!?
最大水深は琵琶湖の6倍の614m。ちょっと想像がつかない。

5年ぶりにこの周辺の地図見たけど、グレートスレーブ湖の周りにも細かい水源が無数に存在していて驚く。この周りの青い細かいやつも何らかの湖なんですよ…。

そしてこれらの水源の存在によって、なんとカナダは水道の水が飲めます。

すごい…そんな海外初めて…
しかも水質も大変良いので、ペットボトルのミネラルウォーターより水道水が推奨されているらしい。

いいじゃん…日本沈没したらカナダに移住しようかな…
などと考えているうちにホテルに到着。

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うーんスタンダードな良いホテル!

今回の旅は3泊5日ですが、ずっと同じホテルに連泊です。
そりゃもうオーロラ見るのが目的ですからね。これまで忙しなく移動するツアーばかりだったので、安心感がありますね。

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一眼レフカメラの調子を確かめようといろいろ設定をいじっていたら露出を上げすぎて間接照明が爆散した様子。

なんでホテルついて早々に一眼レフカメラの調整をしているかと言うと

このまま最初のオーロラ観測に向かうからです!!!

そう、到着は夜!オーロラと言えば夜!
3泊ということはチャンスは3回しかないので、夜になったからにはオーロラビレッジに向かわねばなりません!徹夜で!!!

安心感と書いたな…あれは嘘だ…
ペルーの早朝激揺れセスナを思い出しますね…

飛行機で寝てたとは言え徹夜のテンションに目覚めているので、疲労感に一旦蓋をして防寒装備でロビーに集います。1回目の観測は次の記事で!

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