イタリアの記⑥-フィレンツェその2-
おはようございますフィレンツェ観光の日です!(6年前)
朝食はホテルでビュッフェ形式。
何か披露宴でも開かれそうな朝食会場でそわそわしつつ、、添乗員さんから
「観光はもう少し後ですが、ご希望の方はこれから近所のマーケットまでごお連れします。マーケット行きたい!って方はついてきてください」
というご案内が。
早朝で眠いけどこれはもう行くっきゃないでしょう!
というわけでホテルから出てぞろぞろ街を歩き始めたところ…
えっこの建物街中に急に現れるの???
すごない…?
フィレンツェその1に書いた通りドゥオモとジョットの鐘楼をホテルから見てましたが、朝日の中で窓ガラスを挟まずに見るそれは大変美しいものでした。えっすごくない…?この建築がすごいじゃん…
ああ~きれい。絶妙な色使い。
あとイタリアに来て初めて晴れてるのも素晴らしい。
柱のスキマの彫像もズームでいちいち撮っちゃう。緻密。すごい。
ホテルのド近所なのでこの後も度々目にするのですが、見かける度に撮ってしまうわこれ…
話が逸れましたがマーケットです。
お店だし撮ったらダメかな…と思ったのか写真がないのですが、日本語の説明が書いてある商品も多く、日本人のスタッフもいて非常に買い物しやすい場所でした。
(写真がなくて悲しいので急に絵を描いた)
これまでのお土産屋の詳細を省いてましたが、どこに行っても変わった形のパスタがあるのが面白くて私は変なパスタコレクションをしていました。
肉は持って帰れないし、チーズは持って帰るのに工夫がいるけどパスタなら乾いてるし大丈夫よね!みたいなノリで。
イタリアに憧れすぎて移住してしまった日本人スタッフのお姉さんに勧められて乾燥したキノコとかも買った気がする。
マーケットから帰った後はいよいよフィレンツェ観光へ出発です。
街の規模が小さいので、徒歩移動しながらガイドさんの説明を聞いていきます。
①シニョーリア広場
広場っぽい写真が撮れてない…だと…?(白目)
ともあれ広場です。
この存在感のある建物はヴェッキオ宮殿といいます(今調べた)
野外美術館的な感じでこの広場には数々の彫刻が置かれておりまして、かつてはあのダビデ像のオリジナルが置いてあったりもしました。
現在オリジナルは屋根のあるアカデミア美術館に移設されて、↓のようなレプリカが置いてあります。
なんかもっと大きいイメージがあったんですが、意外と小さいような気もしますね。ダビデ像。いや十分大きいんだけど。
えらい迫力があったので撮ってしまった獅子氏
地元の人の待ち合わせなどに使われる広場らしいけど、これだけ彫刻があったら「何々の前で集合ね!」があまりかぶらなくて良さそうだな…
ハチ公もいけふくろうもポーズを変えて増えまくるといいかもしれない…(日本の都会の駅にそんなスペースはないけど)
②ウフィツィ美術館
一応美術を修めた者の端くれなのにイタリア旅行する際に初めて知った(…)ヨーロッパ最古にしてルネサンス絵画の宝庫の美術館です。
旅行記を書くにあたって改めて調べたら「ウフィツィ」「ウッフィーツィ」で表記揺れしてるけど正しい発音はなんというのだ…?
凄まじい展示数を誇るので、1日あっても全てを見ることは敵わないという広さになっています。3日以上ないと無理だとか。
団体ツアーの我々は勿論そんな悠長なスケジュールで観光できないので、ガイドさんに先導されて有名な作品をスポットで紹介されながらガンガン踏破していく感じでした。
言われるがままついていくけど待って!!天井画綺麗じゃない!?
ミケランジェロ!!ミケランジェロじゃないか!!!
額の人の頭飛び出しすぎじゃない!?昨日のドアノブを思い出します!!!
ウフィツィをこの時知ったような奴でもこれはタイトルも知ってる受胎告知(ダヴィンチバージョン)!!
フラッシュを焚かなければ撮影可でしたが、人混みがすごいし急いでいるので自然とダイナミック手ブレ撮影になってしまう
ボッティチェリ!俺だーッ!ヴィーナスもいたよ!
ラオコーン、元気❔ちょっと苦しいカナ😅💦
おじさんは急いでるんだ❗またネ💗👋
(※このラオコーンはレプリカです)
という感じで大急ぎで写真を撮るのが大変だったので、途中からもうこれは目に焼き付けようぜ!!!ってなりました。
多分2割も見れてないし6年も経って目に焼き付けた美術がごっそり剥がれ落ちたので、ゆっくり見れるスケジュールでまた行きたいものですね。。
余談ですが、美術館の周辺には石膏像のコスプレイヤーがいます。
石膏像かなと思ったら動くのでビックリしてしまった。
クオリティ高いけどあんまり見るとお金を取られるらしいので、気にしないようにして通過。
③ヴェッキオ橋
↑はウフィツィ美術館から見えるヴェッキオ橋。
2000年の歴史を持つたいへん古い橋です。
橋から生えているような建物には宝飾店や工房が所狭しと詰まってます。
すごい建て方するなあと思ったけど今からそこへ行くらしい(6年前の旅を写真を見て思い出す人)
革職人の工房で皮に装飾をつける作業を見学させてもらいました。
なんか団体ツアーに参加すると大体あるよね、職人芸を見学する道程!
ガイドさんが「彼らは数学がまっっったくできないがフィーリングと手先の器用さは天才的である、この緻密な模様を計算せず起こしてしまう」
的なことを言っていたのを覚えてます。
この6年参加した団体ツアーで見た職人芸、大体フィーリングで緻密な作業をする感じで、フィーリングと計算どちらにも頼るデザイナーの端くれとしては感心するばかり。。
↑の写真は組み立て式皮のゴミ箱なんですが、色々デザインがあってステキだったのでひとつ買って帰りました。今でも使ってます。
どうでもいい余談ですが、ヴェッキオ橋周辺には高級宝飾店の他に路上で無許可でアクセサリーを売る怪しい商人もいます。警察的な人が来るとものすごい手際の良さで店を畳んで逃走していきます。
ツアーなのでかなり安全性は高いですが、その手の闇の片鱗を感じると当たり前なんですがどこ行っても人間は色々あるんだなという実感が沸きますね。
ここでお昼ご飯を食べて午後は自由行動だったのですが、午前中だけで随分長くなってしまったので続きはフィレンツェその3で!
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