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ボランティアで宇宙開発?「宇宙ハウス説明会」レポート

宇宙ハウスメンバーのミノウラです。

2021年6月27日にオンラインで行われた「宇宙ハウス説明会」の模様をお伝えします。

【宇宙ハウスとは?】

PDエアロスペースの宇宙機開発プロジェクトに参加できるプロボノ(ボランティア)組織です。文・理問わず、自身の経験や知識を活かし、誰でも参加することが出来ます。

※PDエアロスペースの宇宙機開発プロジェクトについては、こちらをご覧ください。

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【宇宙ハウスの活動について】

主に4つのチームに分かれ、週〜月1回の定例ミーティングを中心に活動しています。

■エンジン開発
PDエアロスペースの基盤とも言えるエンジンシステム設計検討を進めています。具体的には、論文調査、故障解析(FMEA作成)、部品選定などです。
隔週に1度、定例ミーティングを行い、活動内容に応じて社員とメンバーが個別にやり取りをしています。

■機体開発
実験機の機体システム開発に携わっています。具体的にはエンジン開発と同様、論文調査、部品選定に加え、システム設計支援や飛行試験支援など、幅広く活動しています。

■総務
開発進捗に合わせ、会社規模も大きくなっているPDエアロスペース。その基盤づくりのため、事務系のメンバーが中心になって活動しています。
現在は、社内規程の整備や、品質管理規格取得に向けた調査などを行っています。

■企画
説明会やイベント等の準備をお手伝いします。記者発表の支援、会社紹介動画制作、広報資料の作成など、広報・企画などの対外対応が活動の中心です。現地に赴いての会場設備や写真撮影にも参加することもあります。
また記事執筆をメインに手掛ける「ライターチーム」では、クリエイタープラットフォーム「note」にて、PDエアロスペースの情報発信を活発に行っています。

★宇宙ハウスの大きな特徴★
宇宙機の開発だけでなく、会社の広報、法務、労務、企画などなど・・様々な分野からPDエアロスペースの活動に参加出来ることが「宇宙ハウス」の大きな特徴の1つです。
機械工学や航空宇宙工学が詳しい訳でもなく、ましてや開発業務とは無縁のバリバリ文系出身の方も、多数活躍!!
また、リモートでの活動も可能なので、古今東西、海外から参画しているメンバーもいます。

【質疑応答】

説明会で挙がった質問を、一部抜粋します。

Q:オンラインの参加だけでなく、現地(R &Dセンター)で手伝いをすることも可能ですか?
A:可能です。現地にてお手伝いしてほしいことも沢山あります。もちろんフルリモートで参加することも可能です。

Q:宇宙ハウスメンバーの人数は?
A:現在は、約70名のメンバーが活動しています。

Q:チーム内だけでなく、宇宙ハウスメンバー間(全員)でコミュニケーションを取る機会もあるのでしょうか?
A:毎月1回、宇宙ハウス全体の定例ミーティングを行っています。ここではチーム間の情報交換、質問などが活発に行われます。
コロナ前は、社員も含め、直接交流の場も設けていました。

【説明会後半、突然の…】

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サプライズ登場したPDエアロスペース代表の緒川さんから、こんなメッセージをいただきました。
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「国内で宇宙に関わることは、なかなか出来ません。そこで、宇宙が好きな人たちが集まって、色々出来たら良いなと思い、宇宙ハウスをはじめました。宇宙ハウスから、一人でも二人でも、新しい宇宙ベンチャーが誕生すると面白いよねと考えていましたね。

......とは言っても、なかなか宇宙というのはハードルが高い。だからまずは、PDエアロスペースをサポートするという形で、宇宙のことを知ってもらえればと思っています。

宇宙ハウスの理念として、自由闊達に宇宙に関わるということがベースにあります。だから、積極的に手をあげて、何でも出来る場にしてきました。

(宇宙ハウスの在り方として)これが正解というものはなくて、「やりたいこと」「やれること」をどんどん自分で探し、他のメンバーと協力しながら活動していってもらいたいです。」

【この説明会、その裏側は…】

今回は第5期の宇宙ハウス説明会として、2年ぶりの開催になりました。

説明会の運営は、今まで社員が主体で宇宙ハウスメンバーが支援する構図でしたが、それが今回は逆転。「一緒に活動するメンバーを募集するのだから、自分たちで企画運営しよう!」と、説明会に関わるほぼ全行程の準備を、宇宙ハウスメンバーが主体となって進めてきました。説明会の内容から発表に至るまで、宇宙ハウスメンバー自らが構成し、「未来の」宇宙ハウスメンバーへ、実際の活動をよりリアルに感じてもらえる機会になったように思います。

最初は指で数えるほどだったメンバーも、今では約70名にまで拡大し、少しずつ自立した組織になってきています。今後も「こんなこと出来るんじゃない」精神で、活動の幅を広げていきます。

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宇宙ハウスの活動は、まさに無限大。宇宙のように壮大で、大きな可能性を持って、その門戸を開いています。

現に、工学系出身でもなく、エンジンの仕組みを深く知らない私が、エンジンチームのミーティングに参加をし、宇宙開発の最前線に触れるという、驚きの経験をしています。

宇宙ハウスメンバーに必要なのは、宇宙への関心と積極性のみ。

あなたもPDエアロスペース「宇宙ハウス」というフィールドで、無限の可能性に挑んでみませんか?
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宇宙ハウスについて、詳しくはこちら
https://pdas.co.jp/probono.html







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