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融資について その9

こんにちは。


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融資について その9


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融資のお話は今回で最後です。

プロパー融資の条件で財務内容が
良いことを、上げましたがなにを
もって、いいことなのかと言いますと、
財務内容を基に付けている
債務者区分と言われるものです。
基本的には、利益を基に5つの
区分に分かれています。
 
1.正常先
2.要注意先
3.破綻懸念先
4.実質破綻先
5.破綻先
 
先ほどもご説明した通り、
基本的には利益をベースに
設定されています。
 
詳しい設定方法がしりたい
という方は金融庁にある
金融検査マニュアルを読んでみてください。
リンク張っておきますね。
https://www.fsa.go.jp/manual/manualj/manual_yokin/bessatu/y1-01.pdf
※実のところ現在、金融庁マニュアルは
廃止されています。その代わり、
各銀行が独自の裁量で債務者区分を
設定しています。
ただ、大人の事情?により
内容は大きく変わりません。 

なので、プロパーを狙いたいのなら、
正常先に設定される必要があります。

ちょっとめんどくさそうと
思うかもしれませんが、
そこまで気にすることも
ありません。
 
勘のいい方ならもう“ピン”と
きているかもしれませんが、
この債務者区分も銀行の財務に
影響を与えます。
なぜなら、債権に影響があるからです。
債務者の区分に応じて、
引当金を設定する必要があるので、
債務者区分を設定している銀行は
できるだけ正常先にしたいんです(笑)
 
なので、下記3ポイントを抑えていれば
基本的には正常先です。
 
・黒字
・債務超過でない
・返済が滞っていない
 
 
融資については基本的に
利益が出ていればいい方向に向かいます。
それくらい融資の世界は
利益を重要視しています。
まぁ返済原資ですからね。
※簡易返済原資=税引前利益+減価償却費
 
個人的には
この利益偏重のスタンスが嫌いです。
 
最近では、融資審査も機械が
やっているので、利益が出てないと
融資が下りないこともあるみたいですね。
 
ですが、利益はそんなにも
必要なのでしょうか?
成長する企業は先行投資を
するのが当たり前なので
赤字も計上するはずです。
 
にも拘わらず利益を出していないから
融資しないなんて双方にとって
大きな損失だと思います。
 
 
すみません、最後は大幅に
目的からそれてしまいましたね(笑)
ここまでで、ひとまず終わりたいと
思います。
 
さて、ここまでのお話
いかがでしたでしょうか?
お役に立ちましたか?
 
くどくなりますが、
お金があれば会社は潰れません。
蛇口を増やすこと、
貯水タンクの質を上げること、
もしよかったら取り組んでみてください。
 
ここまでのお話が皆様の
一助となれば幸いです。
 
 
 
 
それではまた次回
 
 
 


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