59日目　夏の虫

梅雨がもうすぐ明け、本格的な夏がきている。

夏になると多くものが活発に動き出す。

その中の一つが虫だ。

今日家を出たら大きめのバッタが目の前で飛び立った。

大人なので大きな声を出さず、黙々と横切ったわけだが、内心は「うおおおおおおおぉ」と叫んでいた。

子どもの頃は気にしないで虫を捕まえて遊んでいたのだが、いつからか触れなくなり、近づくことさえ苦手になっている。

大きめのバッタが飛んだ日には怯えるぐらい怖いのだが、“大人だから”がカッコつけようとする。

子どものように叫んだりすることは出来ないと平静を装い、相手にしないふりをする。

内心はビビっても大した事ないと装う。

大人になったと言えばそうだが、言葉にするとダサい。

夏の虫たちとの共演はこれから続くのだろう。

さて、今日も大人の振る舞いをしようじゃないか。風流といいながら虫をサラリと躱そう。

でも、正直こっちにこないでくださいと祈ってはいます。

心理カウンセリング新潟
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