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AI時代が進む、「0106夜 nVidia(エヌビディア)がCPU投入」

気になるニュースというより、「なるほど」、「やっぱり」なニュースです。早速始めましょう。

NVIDIAと表記されていますね、、、

公式サイト(英語)を見てみると、今はNVIDIAと全部大文字で表記されていますね。
Breakthrough CPU for the Largest AI and HPC Workloads
ビデオカードとか、グラフィックボード(グラボ)と呼ばれるPC用の部品を手がけている会社です。趣味でパソコンの組み立て(俗に自作)をしていたこともありますので、グラフィックカードが最近では、特にAI分野で計算の主役になっている状況を「さもありなん」と見ておりました。
さて記憶が正しければ、nVidiaという表記を元々していて読み方がエヌヴィディア。
読み方が難しい会社名が多い業界だと思いますが、nVidia表記だと少しはピンと来るのではないかと思い、あえて小文字混じりで書いてみました。

なぜ、ビデオカードで演算か? 

ビデオカードの活躍の場は、主にゲームです。高解像度で高速反応するゲームを実現するためには、特に三次元描画を実現するためには、高い計算能力が必要です。少しご存じの方なら分かると思いますが、三次元処理、回転処理のためには三角関数の計算が必須です。もともとの計算機の処理は二進数の簡単な処理(ビット処理)を高速に大量に飽きることなく行うことで人間が計算するより速く処理している訳で、普通のCPU(パソコンやサーバなどの中央演算装置)は整数の処理をたくさんこなす方向で進化しました。
一方でゲームなどでは、CPUに負担をかけずに描画に適した膨大な計算を専門に分担するビデオカードを利用するやり方が確立しました。
やがて科学計算や特にAI分野では、正攻法のコンピュータの使い方(CPUで計算)ではなく、グラフィックカードの高い演算能力を利用すれば良いのではないかというアイディアが出てきて、実用化されるようになった訳です。

ここまで来るとCPU参入は歴史の必然

という訳でAI計算用にグラフィックカードを利用することが普通になりました。ここまで来ると、グラフィックカードの会社がAI用のCPU製造に参入するのは歴史の必然と言えるでしょう。
今後の推移を楽しみに注視していきたいと思います。

2021年4月16日のコメント

nVidiaのニュースは2、3日前に出ていましたが、最近いろいろなニュースがありましたので、今日になりました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)のニュースより心躍るのはなぜだろうと思いながら、今日はこの辺で。
では、また明日。

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