見出し画像

つぶしが効く話!「0014夜 まずは『プレーンテキスト』」

昨日の「0013夜」で言及したWindowsの月例アップデートは、終夜運転してありますので、後日また報告することにします。
さて、今夜は「つぶしが効く」シリーズ! 「プレーンテキスト」についてお話します。「だから何?」と言われそうなお話ですが、困っていることのヒントや新しいアイデアのヒントになることもあるかもしれません。
良かったら読んでください!

昔々の一太郎の話

「プレーンテキスト」という言葉をご存知でしょうか。文字をコピーペーストしようとして右クリックした時に「プレーンテキストとして貼り付ける」という選択肢を見ることがありますね。「書式のない」テキストのことをプレーンテキストと言います。
例えば、インターネット上の文字情報をコピーして、ワープロソフトに貼り付ける時、ただ単に貼り付ける(ペースト paste)をしてしまうと、文字のフォントや大きさ、色、行間などが「気にいらない」ことがないでしょうか。そういう(この場合は不要な)書式のない文字情報のみが「プレーンテキスト」というわけです。
かつて多くのユーザを獲得した国産日本語ワープロソフトウェアの「一太郎」の初期のバージョンでは、文書を作ると拡張子が異なる3つのファイルに保存される仕様になっていました。ユーザが入力した文書の文字部分はまさにプレーンテキストとして保存され、ワープロとして必要な書式(フォント、文字の大きさ、色、左寄せ・中央寄せ・右寄せ、余白設定等)は別のファイルに保存されていたという訳です。ワープロソフトとしては、複数のファイルにテキストと書式を分けて保存するのは不便なので、このような方法は後のバージョンでは使われなくなりますが、プレーンテキストのファイル(テキストファイル)はアプリケーションの種類を問わずに利用が可能な「つぶしが効く」形式であるということができると思います。

プレーンテキストの仲間たち

では、プレーンテキストの仲間たちを紹介しましょう。(「プレーン」ではない「テキスト」の例もありますが)
・ ワープロとのかかわり
⇒ 書式なしテキストでの利用
⇒ html化して他者ソフトと書式付きでインポート/エキスポート(昔、流行りました。今はあまりないと思います)

・ 表計算ソフトとのかかわり
⇒ csvでのインポート/エキスポート
(このcsvでのやりとりが「つぶしが効く」話です。年賀状作成ソフトウェアの宛名データや、AIなどデータサイエンス分野もcsvでやりとりをすることが多いのですが、これが「テキスト」であることを知っておくと役立つ場面がいろいろあるでしょう)

・ 電子メールとのかかわり
⇒ 電子メールは本来的に「そもそも」テキストです。
⇒ ヘッダ情報
⇒ eml形式での保存、インポート/エキスポート
⇒ 添付ファイルの利用(=Base64等でのエンコード/デコード)※これは、プレーンテキストの領域をはみ出す話のようです。

・ プログラムとのかかわり
⇒ 各種プログラミング言語でプログラムを記述する場合に使用

・ インターネットとのかかわり
⇒ html等マークアップ言語の記述(マークアップ言語になった時点でプレーンではないけれど。いわゆる「タグ」)

専門家の皆さんから見るとウソが書いてある部分もありそうですが、今夜言いたいことは、「テキストは便利だ」「つぶしが効く」ということにつきます。

プレーンテキストを取り扱うのが「テキストエディタ」

プレーンテキストを扱うのに、ワープロソフト(Word等)を使うのは適していません。Microsoft Windowsの世界で言うと、「メモ帳」とか「ノートパッド」というアプリケーションを使うことになりますが、オススメは無料ソフトウェアであっても「テキストエディタ」と自ら名乗っているものだと思います。
筆者はWindows用には、長らくOEditを好んで使っていました。(これを持ってして筆者はプログラマーなどではないことがわかりますが)

2021年1月14日のコメント

今朝起きた時は、「あれも書きたい」「これも書ける」と思っていたのですが、今は「さて、明日は何を書こうか」と思っています。1001回目指して頑張りたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?