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「0108夜 Telegram知りませんでした」

テレビでドキュメンタリー番組を見ていると、闇バイトで指示役が実行役との連絡に使うメッセージアプリケーションが、Telegramだと言っていました。
恥ずかしながら知らなかったので、調べてみることにしました。

「暗号化」と「証拠が残らない」ことが特長

その番組の中では、Telegramが利用される理由として、「暗号化」されることと、「一定時間でメッセージが自動消去」されることが挙げられていました。メッセージサービスで発信者から受信者に送られたメッセージは、暗号化されて届くことによって第三者が内容を盗み見ることができなくなります。
テレビで言っていたのは、闇バイト(=犯罪)での悪用の例ですが、ビジネスや日常生活でもメッセージの「暗号化」は当然必要な技術です。
また「一定時間でメッセージが自動消去されること」に関連して、メッセージがサーバに残らない、特定のサーバが決まっておらず、足がつきにくい話などもありました。
サーバからの情報漏洩は、大きな問題になりえます。サーバが国内にあるのか、海外にあるのかが問題になる事案も起きたばかりです。サーバが情報を溜めこむのではなく単に発信場所から着信場所の経由のために必要で、毎回異なる経路を辿り、情報が消去されるしくみであれば、安心です。番組では単に犯罪者を特定するのが困難だという見方だけが、されていましたが。

オープンソースの無料ソフトウェア

ここで、Telegramの公式サイトのリンクを紹介します。
Telegram Messenger https://telegram.org/
英語のページが表示されると思います。言語切り替えのメニューを見てみると日本語は含まれていません。オープンソースの無料ソフトウェアなのですが、公式には日本語はサポートされていないようです。しかし非公式な日本語化パッチは、存在しているらしいです。
闇バイトの指示役は、そのドキュメント番組によれば、実行役少年たちのリクルーターであり、人事担当であり、上司である訳です。公式には日本語版がないTelegramのインストールと日本語化も手引きしたのだと推測できます。職業訓練をするのなら、犯罪ではなく世の中の役に立つことをすれば良いのにと思いました。
今日のテレビドキュメンターリーを見ると、Telegramというアプリケーションは、悪いものという印象があるかもしれませんが、それは使う側の悪用によるものだと思いました。
特に先端の技術では、良いものを認め、正しく使うことが大事だと感じました。

2021年4月18日のコメント

今日4月18日は「発明の日」だそうです。1885年(明治18年)の、特許法が公布された日に由来するそうですが、独占的に富をもたらす特許より、人々に使われることで役立つオープンソースにもっと注目が集まってほしいと感じました。
それでは、また明日。

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