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キッチュな観光映画「007は二度死ぬ(You Only Live Twice)」

「007は二度死ぬ(You Only Live Twice)」(ルイス・ギルバート監督 1967)今観ると相当に女性蔑視である。が、今回はそこに言及しない。好きな謎ポイントをいくつか・・・。1.ボンドは冒頭に偽装ではあるが死ぬ。だけれどもそれだけなのになぜこのタイトルなのでしょう、誰か教えて。 2.ボンドが銀座の路地を抜けるたびに、着物姿の女性エージェントがクラッチバッグに仕込んだ通信機で「彼が通りました、今通りました」みたいな報告をする。 3.アキ(若林英子)はわざと逃げるふりをしてボンドに追わせて、落とし穴みたいな滑り台みたいな装置でタイガー田中(丹波哲郎)のオフィスに誘導する。ちょっと手間かけ過ぎでないの? 4.アキが運転するトヨタ2000GTをトヨタクラウンが追ってくるんだけど、それをカワサキ製バートル(ヘリコプター)が豪快に釣り上げて海へ落とすんだけど、それをトヨタ2000GTに搭載されているモニタースクリーンで眺めるボンド。モニターに映し出された映像はだれが撮っているのか。 5.何と言ってもボンドを瀬戸内の漁師へ変装させるのが良い。どう見たって違和感ある。しかも最初の方でタイガーに「日本人男性にはそんな胸毛は無い、そしてそれが魅力なのだ」と言わせておいて・・・。
脚本がロアルド・ダールってのを知って驚いたな。

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